工場のコスト削減のヒント-調達単価を他部門と比較する

投稿日

 コスト削減の第一歩は工場の発生コストをすべて把握することです。 私はコスト構造一覧表と名付けていますが、これを担当者にぜひ作成させて下さい。

 注意点は、エネルギー費であれば、高圧蒸気/低圧蒸気、石炭/重油、 工水/純水などのように、これ以上分けられないところまで発生コストを細分化するのがコツです。そうしないと、削減の糸口が分かりません。

 内訳単位毎(工水とか)に年間使用量、使用金額、単価、調達先、契約形態を 経理上の合計金額に合うまで調べてみます。特に大きな金額を払っている費目がコスト削減の目の付け所です。 使用量自体を下げるのは、ムダを見つけるしかありません。 目の付け所毎に専門のチームを発足させるのが良いでしょう。

 そこでは、次のように調達単価が下げられないか?に目をつけます。

  • ・長年同じ契約単価でないか?(調達単価は下落傾向にある)
  • ・他の会社から調達できないか?(競合があるほど値下げ交渉しやすい)
  • ・仲介業者を排除できないか?(仲介業者のマージンを排除する)
  • ・短期に細かく都度発注から、長期安定購入契約にできないか?

これらについて関係者と議論してみてください。

 工場長・製造部長はここで作成したコスト構造一覧表を、他の部門と突き合わせて比較してみます。これができるのは幹部だけですし、 比較検討こそが大きな改善につながります。つまり、同じものを...

 コスト削減の第一歩は工場の発生コストをすべて把握することです。 私はコスト構造一覧表と名付けていますが、これを担当者にぜひ作成させて下さい。

 注意点は、エネルギー費であれば、高圧蒸気/低圧蒸気、石炭/重油、 工水/純水などのように、これ以上分けられないところまで発生コストを細分化するのがコツです。そうしないと、削減の糸口が分かりません。

 内訳単位毎(工水とか)に年間使用量、使用金額、単価、調達先、契約形態を 経理上の合計金額に合うまで調べてみます。特に大きな金額を払っている費目がコスト削減の目の付け所です。 使用量自体を下げるのは、ムダを見つけるしかありません。 目の付け所毎に専門のチームを発足させるのが良いでしょう。

 そこでは、次のように調達単価が下げられないか?に目をつけます。

  • ・長年同じ契約単価でないか?(調達単価は下落傾向にある)
  • ・他の会社から調達できないか?(競合があるほど値下げ交渉しやすい)
  • ・仲介業者を排除できないか?(仲介業者のマージンを排除する)
  • ・短期に細かく都度発注から、長期安定購入契約にできないか?

これらについて関係者と議論してみてください。

 工場長・製造部長はここで作成したコスト構造一覧表を、他の部門と突き合わせて比較してみます。これができるのは幹部だけですし、 比較検討こそが大きな改善につながります。つまり、同じものを他部門が安く購入していた場合、 価格交渉しやすくなるのです。

 私は過去にコピー機、ティーサーバー、水処理剤、廃棄物処理費用などが、同じ会社にもかかわらず、違う部門で異なる単価だった経験があります。特に自社がたくさん買っていれば、交渉がやりやすいものです。

 以上、御社のコスト削減の参考になれば幸いです。

   続きを読むには・・・


この記事の著者

羽根田 修

日本一の工場コスト削減コンサルタント/装置産業に特化して、直近10年で105億円削減の実績

日本一の工場コスト削減コンサルタント/装置産業に特化して、直近10年で105億円削減の実績


「生産マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
工場内を誰にも分かりやすくする方法 儲かるメーカー改善の急所101項(その28)

3.仕組みを改善する基本 ◆ 工場内を誰にも分かりやすくする方法  例えば、私が友人の「川上さん」に連絡を取りたいと思ったとします。スマホの電話番...

3.仕組みを改善する基本 ◆ 工場内を誰にも分かりやすくする方法  例えば、私が友人の「川上さん」に連絡を取りたいと思ったとします。スマホの電話番...


課題解決と組織内の人間関係 人材育成・組織・マネジメント(その8)

  【人材育成・組織・マネジメントの考察 連載目次】 1. 間接部門のプロセス改善とは 2. 現場は全てを物語る 3. 明日の仕...

  【人材育成・組織・マネジメントの考察 連載目次】 1. 間接部門のプロセス改善とは 2. 現場は全てを物語る 3. 明日の仕...


中小製造業の利益の出るトヨタ式生産管理のポイント(その2)

 前回のその1に続いて解説します。 ◆関連解説『トヨタ生産方式とは』                        近年、ものづくりにおいて多品...

 前回のその1に続いて解説します。 ◆関連解説『トヨタ生産方式とは』                        近年、ものづくりにおいて多品...


「生産マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
トヨタ生産方式も先ずは2Sから 中国企業の壁(その27)

        以前弊社で元トヨタマンの青木幹晴先生を講師として「トヨタ生産方式による工場生産性改善と中国工場への展開事例」セミナーを開催したことが...

        以前弊社で元トヨタマンの青木幹晴先生を講師として「トヨタ生産方式による工場生産性改善と中国工場への展開事例」セミナーを開催したことが...


CAMに求める機能の違い:金型加工と部品加工

  1. 金型加工用と部品加工用、それぞれのCAMの違い  素材は6面フライスした材料が多く荒取り加工では切削ボリュームは多い金型加工と...

  1. 金型加工用と部品加工用、それぞれのCAMの違い  素材は6面フライスした材料が多く荒取り加工では切削ボリュームは多い金型加工と...


生産性向上は生産平準化でめざせ

 前回の『業務効率化による生産性革命の危険性』で解説した生産性を高めるにはどうすれば良いかですが、前回も書きましたようにこの「生産性」は、いかにたくさんの...

 前回の『業務効率化による生産性革命の危険性』で解説した生産性を高めるにはどうすれば良いかですが、前回も書きましたようにこの「生産性」は、いかにたくさんの...