国際規格・業界規格 制御システム(その6)

更新日

投稿日

 

【制御システム 連載目次】

 

 制御システムのセキュリティを扱っている国際規格は、IEC 62443 がもっともよく知られており、次のような構成になっています。

情報マネジメント

 この規格は全体量も大きく、まだ全てが正式文書になっておらず国際検討の場でも様々な意見が出されなかなか合意形成に至っていないものもあります。一方、2-1のように早くから正規文書としてリリースされているものもありますし、この表には書かれてませんが2-5という新たなパート分冊も策定中です。

 この規格が扱っている制御対象は主に、PA(Process Automation)で石油化学プラント、FA(Factory Automation)などになります。航空、鉄道、自動車も関係はするのですが、工場プラントとは異なる要素も多いので参照しつつも、当該設備・システムは個別のものを参照するというかんじです。

 個別の代表格は、自動車、車載システムになります。現在自動車業界は、自動運転の取り組みが世界規模で行われていて、安全対応とセキュリティをどう両立させてゆくかが国連の場で議論されてい...

 

【制御システム 連載目次】

 

 制御システムのセキュリティを扱っている国際規格は、IEC 62443 がもっともよく知られており、次のような構成になっています。

情報マネジメント

 この規格は全体量も大きく、まだ全てが正式文書になっておらず国際検討の場でも様々な意見が出されなかなか合意形成に至っていないものもあります。一方、2-1のように早くから正規文書としてリリースされているものもありますし、この表には書かれてませんが2-5という新たなパート分冊も策定中です。

 この規格が扱っている制御対象は主に、PA(Process Automation)で石油化学プラント、FA(Factory Automation)などになります。航空、鉄道、自動車も関係はするのですが、工場プラントとは異なる要素も多いので参照しつつも、当該設備・システムは個別のものを参照するというかんじです。

 個別の代表格は、自動車、車載システムになります。現在自動車業界は、自動運転の取り組みが世界規模で行われていて、安全対応とセキュリティをどう両立させてゆくかが国連の場で議論されています。 自動車は元来機能安全の規格に、ISO 26262 がありこのワーキングでも長らくディスカッションがなされてきましたが、米国自動車協会のSAEがこのISO 26262 ベースにセキュリティ検討プロセスである J3061 をリリースしたこともきっかけになっていまは両者を統合した車載セキュリティの国際規格を策定中です。

   続きを読むには・・・


この記事の著者

石田 茂

ものづくりの基本は人づくりをモットーに、技術者の持つ力を会社の組織力につなげるための仕組みづくりの伴奏支援を行います。

ものづくりの基本は人づくりをモットーに、技術者の持つ力を会社の組織力につなげるための仕組みづくりの伴奏支援を行います。


「情報マネジメント一般」の他のキーワード解説記事

もっと見る
探索的データ分析(EDA)とは:データ分析講座(その314)

  データを得たとき、最初にすべきことの1つが、データ理解です。データ理解が不十分なまま、より高度な分析を実施したり、数理モデルを構築した...

  データを得たとき、最初にすべきことの1つが、データ理解です。データ理解が不十分なまま、より高度な分析を実施したり、数理モデルを構築した...


分析データの粒度はより細かく データ分析講座(その164)

  ◆ 分析は最終的かつ不可逆的なもの  蓄積され続けてはいるけど、人手にあまり触れられていないデータの中には、データの粒度がバラバラな...

  ◆ 分析は最終的かつ不可逆的なもの  蓄積され続けてはいるけど、人手にあまり触れられていないデータの中には、データの粒度がバラバラな...


ビジネス活用の2パターンとは データ分析講座(その59)

◆ ビッグデータ・AI活用の2つのパターン。結局この2つが主流だった  長年データ活用の携わってきて、データマイニングだのデータサイエンスだのビッグ...

◆ ビッグデータ・AI活用の2つのパターン。結局この2つが主流だった  長年データ活用の携わってきて、データマイニングだのデータサイエンスだのビッグ...


「情報マネジメント一般」の活用事例

もっと見る
現場情報の自動収集に道具だてを

 一日の作業指示の出し方で、次のどちらの組織の管理レベルの改善がより進むでしょうか?        ・A社 ➡「x製品を◯個」     ・B...

 一日の作業指示の出し方で、次のどちらの組織の管理レベルの改善がより進むでしょうか?        ・A社 ➡「x製品を◯個」     ・B...


‐クレ-ム情報を開発に活用‐  製品・技術開発力強化策の事例(その13)

 前回の事例その12に続いて解説します。顧客から出されたクレ-ムは、技術開発や、関連製品の開発の可能性を潜在させている場合が多いようです。その視点からクレ...

 前回の事例その12に続いて解説します。顧客から出されたクレ-ムは、技術開発や、関連製品の開発の可能性を潜在させている場合が多いようです。その視点からクレ...


情報、常識の検証を考える

1、勝ち組と負け組を支配する情報  皆さんがご存じの大手予備校有名講師である林先生が、かつてテレビで「情報」に関して興味深いことをおっしゃっており、...

1、勝ち組と負け組を支配する情報  皆さんがご存じの大手予備校有名講師である林先生が、かつてテレビで「情報」に関して興味深いことをおっしゃっており、...