阻害条件を排除して、創造性を伸ばすには

更新日

投稿日

 創造性を伸ばすためには、その条件を満たすと同時に、邪魔する条件を何とか取り除くことが大切です。右下のリストは、主に個人としての阻害条件をあげたものです。私はアメリカのアーノルド博士の3つの阻害条件という考え方を私なりに整理して、次の3つのブロックにまとめています。

 創造性の阻害条件リスト

【創造性を阻害する3つのブロック】

①感覚ブロック

 我々の感覚は、物事をありのままとらえているわけではありません。自分に興味のあるものしか注意しないのが現実です。新聞でも自分の関心のあるところしか見ていません。ですから、自分自身の知覚や記憶は自分の都合で見ているということに気づくことが大切です。見落としに注意しましょう。

②知性ブロック

 マーカーペンは書くものととらえていますが、火をつければ立派にローソク代わりになります。我々は、どうも固定観念が強すぎるようです。多くの新製品開発が、その分野の専門家でない人から生まれている事実は、この事をよく物語っています。知っていることを疑うことが大切です。

③感情ブロック

 我々は感情の動物です。そして集団の動物です。ついに周囲の人に同調してしまいがちです。役員が全員賛成だったらもうその企画は採用しない方がよい、という名経営者もいます。保守的であることのほうが革新的であるよりよほど楽です。ついつい我々は現...

 創造性を伸ばすためには、その条件を満たすと同時に、邪魔する条件を何とか取り除くことが大切です。右下のリストは、主に個人としての阻害条件をあげたものです。私はアメリカのアーノルド博士の3つの阻害条件という考え方を私なりに整理して、次の3つのブロックにまとめています。

 創造性の阻害条件リスト

【創造性を阻害する3つのブロック】

①感覚ブロック

 我々の感覚は、物事をありのままとらえているわけではありません。自分に興味のあるものしか注意しないのが現実です。新聞でも自分の関心のあるところしか見ていません。ですから、自分自身の知覚や記憶は自分の都合で見ているということに気づくことが大切です。見落としに注意しましょう。

②知性ブロック

 マーカーペンは書くものととらえていますが、火をつければ立派にローソク代わりになります。我々は、どうも固定観念が強すぎるようです。多くの新製品開発が、その分野の専門家でない人から生まれている事実は、この事をよく物語っています。知っていることを疑うことが大切です。

③感情ブロック

 我々は感情の動物です。そして集団の動物です。ついに周囲の人に同調してしまいがちです。役員が全員賛成だったらもうその企画は採用しない方がよい、という名経営者もいます。保守的であることのほうが革新的であるよりよほど楽です。ついつい我々は現状に安住しがちです。現状打破の気持ちの持続が大切といえます。

 以上のような3つのブロックに個人として、また組織としても注意を払う必要があるといえます。 そして、右リストのような阻害条件を含めて、いかにそれらを排除すべきかを考える必要があるのです。

◆関連解説『アイデア発想法とは』

   続きを読むには・・・


この記事の著者

髙橋 誠

企業のイノベーション戦略の構築と実践をお手伝いし、社員の創造性開発を促進し、新商品の開発を支援します!

企業のイノベーション戦略の構築と実践をお手伝いし、社員の創造性開発を促進し、新商品の開発を支援します!


「アイデア発想法一般」の他のキーワード解説記事

もっと見る
アイデア出しの手法とは

        今回は、VA、VEのアイデア出しを行う事を想定して、アイデア出しの手法について、箇条書きで示...

        今回は、VA、VEのアイデア出しを行う事を想定して、アイデア出しの手法について、箇条書きで示...


アイデアのヒントを探しに人はどこへ行く、ヒントを得る場所・人・媒体とは

  1.アイデアを探す場所は  アイデアのヒントを探しに人はどこへ行くのでしょうか。「現代人の発想パターン調査」(1984年.創研調査)...

  1.アイデアを探す場所は  アイデアのヒントを探しに人はどこへ行くのでしょうか。「現代人の発想パターン調査」(1984年.創研調査)...


何を作ったら良いか分らない状態での新商品開発法とは(その2)

 何を作ったら良いか分らない状態の下で、新商品・新システムを考え出すための新商品開発法 (S2D)を 連載で解説しています。今回は、その2です。...

 何を作ったら良いか分らない状態の下で、新商品・新システムを考え出すための新商品開発法 (S2D)を 連載で解説しています。今回は、その2です。...


「アイデア発想法一般」の活用事例

もっと見る
自然界をヒントにした発想事例3 -護身用具、緊急救助法-

1.ソーダ・サイフォンを見て、高圧ガスを使った護身用具を発想した、イギリスの創造学者 エドワード・デ・ボノ    &nbs...

1.ソーダ・サイフォンを見て、高圧ガスを使った護身用具を発想した、イギリスの創造学者 エドワード・デ・ボノ    &nbs...


しつこく繰り返して、発見や発明を生んだ事例2-サイクロトロン、嘘発見器-

1.物理学者の論文で使われた装置をヒントに、サイクロトロンを開発した、アメリカの物理学者、アーネスト・オルランド・ローレンス         ...

1.物理学者の論文で使われた装置をヒントに、サイクロトロンを開発した、アメリカの物理学者、アーネスト・オルランド・ローレンス         ...


ヒット商品をひらめく時-シャープペンシルと芳香剤

1.繰り出し鉛筆の金具の細工を依頼されて、シャープペンシルを考案  大正4年当時、錺【かざり】職人だった早川徳次(早川電機=現シャープ創業者)は、万年筆...

1.繰り出し鉛筆の金具の細工を依頼されて、シャープペンシルを考案  大正4年当時、錺【かざり】職人だった早川徳次(早川電機=現シャープ創業者)は、万年筆...