原単位を把握し、アクションにつなげる 物流コストは原単位で管理する(その2)

投稿日

 
  SCM
 
 物流コストを原単位管理する場合の指標として、輸送では、『トンkm』という指標を使います。これは1トンの荷を1km輸送するときのコストのことです。
 
 この指標は荷量と輸送距離がわかれば把握可能ですから、比較的簡単に計算することができます。また、一般的な指標でもあるため他社との水準比較もやりやすいと思います。
 
 また、『製品1台あたりの物流費』という指標も把握しやすいでしょう。これは発生物流費を製品の出荷台数で割り算することで算出ができます。この製品1台あたりの物流費は月々変動する可能性があります。変動要因として、出荷先の傾向が変わるということが挙げられます。静岡が出荷地として、遠隔地、例えば北海道の売上比率が増えると結果的に1台あたりの物流費の増えるといった傾向が出ます。
 
 また、その他に緊急出荷や在庫が増えたために中間倉庫でいったん保管した後に出荷するといったイレギュラーな要素が1台あたりの物流費を変動させることになります。
 
 倉庫費用も同様の指標を採用することが可能だと思います。製品1台出荷することにかかる物流費、つまり倉庫賃借料、作業人件費、設備費等かかった物流コストを出荷した製品台数で割り算して算出します。
 
 この場合も変動要因を分析します。例えば作業人件費が増えたといった結果が見えた場合、それを抑制するためのアクションが必要になります。そのためには日々1台あたりの物流費を管理していくことが望ましい姿です。日々データを把握していれば残業を無くす工夫を行って、作業人件費を抑制することも可能でしょう...
 
  SCM
 
 物流コストを原単位管理する場合の指標として、輸送では、『トンkm』という指標を使います。これは1トンの荷を1km輸送するときのコストのことです。
 
 この指標は荷量と輸送距離がわかれば把握可能ですから、比較的簡単に計算することができます。また、一般的な指標でもあるため他社との水準比較もやりやすいと思います。
 
 また、『製品1台あたりの物流費』という指標も把握しやすいでしょう。これは発生物流費を製品の出荷台数で割り算することで算出ができます。この製品1台あたりの物流費は月々変動する可能性があります。変動要因として、出荷先の傾向が変わるということが挙げられます。静岡が出荷地として、遠隔地、例えば北海道の売上比率が増えると結果的に1台あたりの物流費の増えるといった傾向が出ます。
 
 また、その他に緊急出荷や在庫が増えたために中間倉庫でいったん保管した後に出荷するといったイレギュラーな要素が1台あたりの物流費を変動させることになります。
 
 倉庫費用も同様の指標を採用することが可能だと思います。製品1台出荷することにかかる物流費、つまり倉庫賃借料、作業人件費、設備費等かかった物流コストを出荷した製品台数で割り算して算出します。
 
 この場合も変動要因を分析します。例えば作業人件費が増えたといった結果が見えた場合、それを抑制するためのアクションが必要になります。そのためには日々1台あたりの物流費を管理していくことが望ましい姿です。日々データを把握していれば残業を無くす工夫を行って、作業人件費を抑制することも可能でしょう。
 
 先ほどの輸送の例で行くと、在庫が増えてきたら減産して余分な物流コストを抑えるアクションが必要でしょう。このように極力こまめに原単位を把握し、アクションにつなげることに心がけたいものです。
 
 次回は、物流コストは原単位で管理する(その3)物流費は固定費ではない、の解説です。

 

                         

   続きを読むには・・・


この記事の著者

仙石 惠一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人...


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
ギリギリまで作らない、運ばない、仕入れない (その9)

1.平成28年、熊本震災に学ぶ    前回のその8に続いて解説します。「必要な時に、必要なものを、必要なところに」というのはSCMのコンセプ...

1.平成28年、熊本震災に学ぶ    前回のその8に続いて解説します。「必要な時に、必要なものを、必要なところに」というのはSCMのコンセプ...


連続的プロセス改善によるサプライチェーンのスピードアップ

 企業経営におけるコア・コンピタンスがスピードであるならば、何を経営指標としなければならないのでしょうか。組織ぐるみでの日本発の経営改善活動である連続的改...

 企業経営におけるコア・コンピタンスがスピードであるならば、何を経営指標としなければならないのでしょうか。組織ぐるみでの日本発の経営改善活動である連続的改...


サプライチェーンとはなにか

 工業時代の主役が技術であったことは言うまでもありません。企業の成長は最高の技術が約束し、企業の評価基準が研究開発投資であった時代が長く続きました。今は成...

 工業時代の主役が技術であったことは言うまでもありません。企業の成長は最高の技術が約束し、企業の評価基準が研究開発投資であった時代が長く続きました。今は成...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
製造会社の物流 ものづくりと物流の同期化(その1)

◆ 生産開始前の工程設計  製造会社の中では、まだまだ物流の地位が低いケースが散見されます。とにかく調達したものをラインに運ぶことと、できあがった製...

◆ 生産開始前の工程設計  製造会社の中では、まだまだ物流の地位が低いケースが散見されます。とにかく調達したものをラインに運ぶことと、できあがった製...


現場を見た第一印象 物流現場を理想的な状態に保つ(その1)

  ◆ 床の区画線の重要性  さまざまな物流現場に出掛けて行くことがありますが「この会社なら発注した仕事をしっかりとやってくれそうだ」と...

  ◆ 床の区画線の重要性  さまざまな物流現場に出掛けて行くことがありますが「この会社なら発注した仕事をしっかりとやってくれそうだ」と...


なぜ標準時間が導入されていないのか 物流標準時間導入成功のポイント(その1)

       生産工程では当たり前に導入されている標準時間ですが、物流工程ではほとんどの会社で標準時間は導入されていません。しかし、生産作業でも物流...

       生産工程では当たり前に導入されている標準時間ですが、物流工程ではほとんどの会社で標準時間は導入されていません。しかし、生産作業でも物流...