出荷の平準化とは 出荷物流を改善しよう(その2)

投稿日

 
  SCM
 
 出荷場でよく見かける光景として、出荷トラックの集中が挙げられます。よくあるパターンは午前中に入荷、午後から出荷というパターンです。これでトラックが構内で荷役を行うバランスがとれていればまだよいのですが、そこまでできていない会社では特定の時間帯に積み込み作業が集中してしまっています。
 
 この集中化の弊害として、トラックが積み込みのために「待ち時間」が発生することが挙げられます。さらにフォークリフトの交錯があります。待ち時間は最終的にトラックドライバーの労働時間を増やすことにつながります。さらに出発が遅れれば、速度超過につながる可能性もあります。
 
 トラックを待たせる要因につきましては最優先課題としてその解消に取り組む必要があります。もう一つのフォークリフトの交錯は安全上大きな問題となります。フォークリフトは非常に危険な物流機器です。
 
 フォーク(爪)で何かを突いてしまうことがあります。もし人を突いてしまったらそれこそ重大災害になりかねません。フォーク同士の衝突を避けるために急旋回を行うと、最悪の場合転倒につながります。フォークリフトの転倒も重大災害間違いなしです。ですから、トラックを集中させることは望ましいことではなく、ぜひ改善していきたいポイントであります。
 
 出荷物流改善の秘訣は「平準化」にあります。朝から夕方までトラックを分散させて出荷作業を行うことが必要です。トラックが集中化するということは、トラックポートが有効に活用されないため、一時的なトラックポート不足を招きます。平準化されていれば5ポートで済むものを、集中化の結果10ポート必要になることは多々あります。工場や倉庫の敷地の有効活用を阻...
 
  SCM
 
 出荷場でよく見かける光景として、出荷トラックの集中が挙げられます。よくあるパターンは午前中に入荷、午後から出荷というパターンです。これでトラックが構内で荷役を行うバランスがとれていればまだよいのですが、そこまでできていない会社では特定の時間帯に積み込み作業が集中してしまっています。
 
 この集中化の弊害として、トラックが積み込みのために「待ち時間」が発生することが挙げられます。さらにフォークリフトの交錯があります。待ち時間は最終的にトラックドライバーの労働時間を増やすことにつながります。さらに出発が遅れれば、速度超過につながる可能性もあります。
 
 トラックを待たせる要因につきましては最優先課題としてその解消に取り組む必要があります。もう一つのフォークリフトの交錯は安全上大きな問題となります。フォークリフトは非常に危険な物流機器です。
 
 フォーク(爪)で何かを突いてしまうことがあります。もし人を突いてしまったらそれこそ重大災害になりかねません。フォーク同士の衝突を避けるために急旋回を行うと、最悪の場合転倒につながります。フォークリフトの転倒も重大災害間違いなしです。ですから、トラックを集中させることは望ましいことではなく、ぜひ改善していきたいポイントであります。
 
 出荷物流改善の秘訣は「平準化」にあります。朝から夕方までトラックを分散させて出荷作業を行うことが必要です。トラックが集中化するということは、トラックポートが有効に活用されないため、一時的なトラックポート不足を招きます。平準化されていれば5ポートで済むものを、集中化の結果10ポート必要になることは多々あります。工場や倉庫の敷地の有効活用を阻む原因が出荷の集中であることを覚えておきましょう。
 
 次に出荷物流改善のポイントとして、ハード面についてみていきましょう。出荷場の代表的なハード設備として、庇が挙げられます。もし庇が無かった場合、雨天時は苦労すること間違いありません。製品の雨濡れを避けるために、製品にビニールカバーをかけなければならないことが発生するかもしれません。
 
 次回に続きます。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

仙石 惠一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人...


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
ギリギリまで作らない、運ばない、仕入れない (その13)

1.例えば単価10万円の商品で考えて見ましょう    前回のその12に続いて解説します。商品単価が安い商品なら品切れも欠品も、消費者にとって...

1.例えば単価10万円の商品で考えて見ましょう    前回のその12に続いて解説します。商品単価が安い商品なら品切れも欠品も、消費者にとって...


コア・コンピタンスを再定義する

 大手企業・完成品セットメーカーのコア・コンピタンスは、量産立ち上げの早い生産技術かも知れないし、熟練した開発設計技師の開発スピードや会社のハイテク技術製...

 大手企業・完成品セットメーカーのコア・コンピタンスは、量産立ち上げの早い生産技術かも知れないし、熟練した開発設計技師の開発スピードや会社のハイテク技術製...


輸送改善はなぜ『おいしい』のか 儲ける輸送改善 (その1)

  【儲ける輸送改善とは 連載目次】 1.輸送改善はなぜ『おいしい』のか 2.輸送改善のための工場環境整備とは ...

  【儲ける輸送改善とは 連載目次】 1.輸送改善はなぜ『おいしい』のか 2.輸送改善のための工場環境整備とは ...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
サプライチェーンの重要な要素とは

  1.サプライチェーンの本質 ◆ リードタイム短縮という使命 サプライチェーン(SC)とは物の調達から加工、保管、輸送、販売に至るま...

  1.サプライチェーンの本質 ◆ リードタイム短縮という使命 サプライチェーン(SC)とは物の調達から加工、保管、輸送、販売に至るま...


アウトソースの検討 アウトソースを過信するな(その1)

◆ アウトソースのメリットとデメリット  多くの荷主会社がアウトソースを行うことで自社の物流が良くなると思っています。たしかに十分に準備し、アウトソ...

◆ アウトソースのメリットとデメリット  多くの荷主会社がアウトソースを行うことで自社の物流が良くなると思っています。たしかに十分に準備し、アウトソ...


SQDCMマネジメントの実施:倉庫改善に取り組もう(その6)

  ◆ SQDCMマネジメントの実施  物流倉庫のマネージャーはどちらかというと現場のマネジメントについて十分な勉強ができていないと考え...

  ◆ SQDCMマネジメントの実施  物流倉庫のマネージャーはどちらかというと現場のマネジメントについて十分な勉強ができていないと考え...