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1. コミュニケーションの意識を相手に向けるのは見た目の目線や体の向きだけでなく、意識を相手に向ける
人と話す時は目を見て話すこと、と言われます。人の目を見るには人とキチンと向き合うことが必要です。これは見た目上の体や顔の向きだけでなく、その人に意識を向けなければなりません。これは話す人だけでなく、聞く人に対しても同じです。相手を見なくて返事だけハイハイと言っても相手の話が頭に入りません。そして話す人も、聞く人がそのような態度だとちゃんと聞いてくれているとは思わないでしょう。まるで壁に話をしているような気になるでしょう。
コミュニケーションの意識を相手に向けるのは見た目の目線や体の向きだけでなく、意識を相手に向けるという内面の動作の両方がともないます。それは、私はあなた(達)に向かって話しているという態度として現れます。これは無言の雰囲気となって聞く人をひきつけます。反対の立場として、プレゼンなどで聞く人全員の視線や意識が話す人に集中したために、話す人が緊張するという状態も引き起こします。
人の意識は集中するだけでなく、その場の緊張感や雰囲気にも影響します。面接試験などでは緊張感のある意識が存在します。フランクな議論をするときなどはおだやかな意識となります。相手に意識を向けるとともに、普段どのような意識を周りに出しているか考えてみ...
2. 何かを成し遂げるには感情での判断よりも、行動を見直す
人は感情的な生き物です。楽しいことは続けられますが、嫌なことは続きません。仕事に限らず成果を出したり成長するために「好きなことをする」「嫌いなことを進んでうける」といった感情を判断にしたフレーズはよく見られます。しかし、これらフレーズは広告的で聞こえはいいですが、役に立つかどうかは人それぞれです。成功を収めた人の言葉でも「好きなことをする」「嫌いなことを進んでうける」といった真逆のフレーズが見られることもあります。ではその人たちが、全く別の行動によって成功を収めたかというと、それも違うでしょう。仮に同じ行動をしたとしても、人の感じ方は異なります。
仮に「一日100件の営業周りをする」という行動をした時に、それを好きと感じるか、嫌いと感じるかは人それぞれです。一日100件の営業周りが好きな人にとっては好きなことをすれば成果が出ると感じます。反対に嫌いなひとにとっては嫌いなことをすれば成果が出ると感じます。人は何かの行動とそれに伴う感情を一体として記憶する習性があります。そして、成功の秘訣を聞かれた時に行動よりも感情的なフレーズが出やすくなります。
感情の影響を無視することはできませんが、何かを成し遂げるには感情での判断よりも、行動を見直した方がよいでしょう。
3. 「好きなこと」というよりも「続けられること」を仕事にする
「好きなことを仕事にした方がよいか、しない方がよいか」というのはディベートのテーマとしては面白いと思います。このテーマに対する私の結論は「各個人の好きの基準や内容が異なるので好きなことを仕事にした方がよい時もあれば、しない方が良い時もある」です。どのような仕事でも責任がともないます。仕事の責任とは顧客、期限、成果物、売上、市場などが含まれます。そのため「好きなことを仕事に~」という前にそもそも仕事に対して責任を取る必要があります。「好きなことを仕事にしたら大変です」という意見は仕事に責任を取っていません。順番としては、まずどんな業種や内容でも仕事にキチンと責任を取ります。その上で好きなことを仕事にするのはどうなのか?ということを考えます。
次に好きなこととして例えば趣味を仕事にすることを想定してみます。もし趣味が野球だとしたらどうでしょう。野球を本業の仕事とすることはプロ選手になることです。これは容易ではありません。一方で、簡単な野球のコーチの場合それだけで生計を立てることは無理でも、ある程度の経験者なら報酬を受け取ることは不可能ではないでしょう。
仕事である以上、その仕事の報酬や給料で生計を立てる必要があります。そのためには、どの分野で仕事をするとしても、ある程度の経験と実績は必要です。そのため「好きなこと」というよりも「続けられること」を仕事にするのがいいでしょう。飽きずに続けられれば、最初は成果が上がらなくても、知識や経験が身につき、自分で改善を重ね(PDCAサイクル)成果を作り出せるようになります。
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