人財教育・人材育成、 理由のないルール、あなたの感情を他人はわからない

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 人財教育・人材育成、 理由のないルール、あなたの感情を他人はわからない

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1. 感情の良し悪し、あなたの感情を他人はわからない

人は感情をもって生きています。この感情が良い方向に働くことがあれば、足を引っ張ることもあります。楽しいと感じることは高い集中力やモチベーションを発揮して物事を成し遂げることができます。しかし、やらなければならないことでも、つまらない、面倒くさいと言って放棄したら成果はありません。さらにやりたくない言い訳や理由を付け足すと、余計に状況は悪化します。人の集中力も長くは続かないので、良いモチベーションから始めても、次第に低下していきます。モチベーションが低下した時に、再度行動を起こすのにどうしたらよいかです。

 

怠けている自分との勝負となりますが、何か手を動かしたり、比較的簡単な行動することです。悪い感情に逆らうには、あまり考えずに、機械的に行動しま...

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1. 感情の良し悪し、あなたの感情を他人はわからない

人は感情をもって生きています。この感情が良い方向に働くことがあれば、足を引っ張ることもあります。楽しいと感じることは高い集中力やモチベーションを発揮して物事を成し遂げることができます。しかし、やらなければならないことでも、つまらない、面倒くさいと言って放棄したら成果はありません。さらにやりたくない言い訳や理由を付け足すと、余計に状況は悪化します。人の集中力も長くは続かないので、良いモチベーションから始めても、次第に低下していきます。モチベーションが低下した時に、再度行動を起こすのにどうしたらよいかです。

 

怠けている自分との勝負となりますが、何か手を動かしたり、比較的簡単な行動することです。悪い感情に逆らうには、あまり考えずに、機械的に行動します。いきなり難しいことに取り組むとハードルが高いからです。そして、仮に自分に負けて怠けてしまっても自分を責めないことです。自分はダメ人間だと責めてしまうと、余計に感情的に落ち込みます。怠けることは褒められたことではありませんが、自分を責めても何も変わりません。自分を責めるくらいなら、やるべき行動を一つでも多くこなします。自分の感情は強烈に露骨でない限り、周りの人は見ることはできません。つまりあなたの感情を他人はわからないのです。相手が分からず、気づいていないことに自分が振り回されるのは損であり、無意味なことです。

 

2. 理由のないルール、ルールができた時とは環境や状況が変わっている可能性

慣習や決まり事(ルール)には理由や元になった出来事などがあります。これらが明確に伝えられている時は理由や元の出来事が「目的」となり、ルールは「手段」となります。しかし、理由や元の出来事が忘れられると、ルールだけが残ります。こうなると、ルールは手段ではなく目的になります。ルールに従うこと、ルール通りに行動することが目的となり、なぜルール通りに行動するのか分からなくなります。そして、ある時なぜこのルール通りに行動するのか質問すると「前から行っているから」という回答が出てきます。この回答には何の意味もありません。本当に特に意味もなく、前から行っていることであれば変えることはできます。しかし、実は大きな意味がある場合、勝手に変えることはできません。何かトラブルが起こる可能性があるからです。実際のところ、このような出来事を完全に把握して伝え続けることは難しいです。文章として残しても担当者が変更してよくわからなくなることは十分にあります。

 

このようなルールや理由を維持管理することは大変ですが、それを使う人にとっては重要なことです。大事な理由があるのならしっかりルールを守りますが、「前からやっている」では説得力に欠けます。理由のないルールです。目先の優先や楽な方法に流れます。そしてルールができた時とは環境や状況が変わっている可能性もあり、もはや不要のルールとなっているかもしれません。それも含めてルールの維持管理が重要になります。

 

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この記事の著者

福﨑 昌宏

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