「品質工学」10月号より「アジャイル開発製品のテスト」

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 従来のソフトウェア開発ではウォーターフォール型が主流でしたが、仕様の 追加/変更が激しい近年は、小規模な開発を繰り返すアジャイル型開発が主 流となってきています。 この論文では66因子という比較的大きなプログラムのテストに対して、L36 直交表の重複割り付け+計画的欠番法を適用した場合の効果を評価しました。 わざと190個のバグを挿入した場合のシミュレーションでは、2因子バグに 対して従来法では60実験で5%だった検出率が、本法では12実験で100%となり、 実際製品での評...

 従来のソフトウェア開発ではウォーターフォール型が主流でしたが、仕様の 追加/変更が激しい近年は、小規模な開発を繰り返すアジャイル型開発が主 流となってきています。 この論文では66因子という比較的大きなプログラムのテストに対して、L36 直交表の重複割り付け+計画的欠番法を適用した場合の効果を評価しました。 わざと190個のバグを挿入した場合のシミュレーションでは、2因子バグに 対して従来法では60実験で5%だった検出率が、本法では12実験で100%となり、 実際製品での評価でもこれまで1.5か月かかっていたテストが、1か月でより 多くの2因子バグを検出することができるという成果が報告されています。

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