医療用粘着剤を開発するための製品特性と品質・価格・市場・薬事面へのアプローチ【LIVE配信・WEBセミナー】

~粘着剤のイロハから新たな用途への方法を探る~

■本講座の注目ポイント
 本講座は医療用の製品開発について必要な知識を学べます。 
 ①どのような種類の粘着剤があるのか、医療用として用いるための特性について解説します
 ②医療用テープの構成と、皮膚への刺激を低減する製品開発事例を紹介します
 ③化粧品分野や医療機器への応用について、新しい用途の製品開発のヒントを提示します

セミナー趣旨

 粘着剤技術はニッチな高分子化学の応用の分野です。しかし、この技術から生まれた製品や部材は日用品・医療用品・医薬品・化粧品・電子材料や・表示材料・自動車産業・建材などきわめて多くの分野で使われています。粘着剤について、基礎的な要素を学び多くの分野の製品開発に活かして行くことができるのです。
 私は医療分野に関わってきましたので、医療用の粘着剤の基礎・いろはをわかりやすく説明し、さらに、医療分野の製品の応用事例や化粧品分野への応用の可能性についてお話します。粘着テープはシートであるが故の制限がありますが、そのシートである故の特徴も出てきます。この特徴を活かして、新たな用途の製品開発のヒントを一緒に考えて見たいと思います。

【講演者について】
 化学を学び、生物学、特に細胞遺伝学を研究してきた背景があります。
 生体の成り立ちを理解し、医学的視点を取り入れつつ、日東電工でテープ開発の技術を学んできたことを応用して、いろいろな医療上のトラブルの解消に寄与する製品開発を行い、更にはそれを病院に届け、専門ナースや医師と議論してきました。
 これらの知見を活かしながら、本講演では粘着剤のいろはから応用まで、開発事例を通して皆様のお役に立てるようお話しします。
 長い開発期間中に、3回モノづくり大賞(経済産業省関係)の受賞を受けました。そのうち2回は近畿経済産業局のモノづくり新撰の認定です。最近では近畿経済産業局モノづくり新撰2023の認定を受けた新製品の紹介もさせて頂きます。
 粘着テープ技術から、このような新たな製品を生み出してきたそのエッセンスを紹介します。

【キーワード】
 工業用製品と医療用製品の違い、医療用粘着剤とその応用製品、医療用の製品にするために必要な条件、皮膚刺激を減らす方法に関して、粘着技術の医療分野への応用の可能性、皮膚トラブルの解決など

習得できる知識

 ①粘着剤の成り立ち
 ②医療用粘着剤となるための条件
 ③医療用粘着剤関係の製品群
 ④医療用粘着製品の開発事例(医薬テープ、医療機器、化粧関係テープなど)
 ⑤新たな製品開発のヒント、新製品開発のコンセプトを生み出す方法
 ⑥薬事的な側面から考え方

セミナープログラム

0.はじめに

1.医療用粘着テープの基礎 ~なぜ粘着剤は接着するのか~
 1-1 医療用テープの構成
 1-2 支持体の種類・目的・用途
 1-3 粘着剤の種類と一般的特性(医療の分野)
 1-4 皮膚への接着とSUS板への接着の違い

2.医療用粘着剤とは ~工業用製品との違い~
 2-1 医療用粘着剤とは
 2-2 被着体が皮膚または粘膜に使用される
 2-3 医療用製品にどのようなものがあるか

3.医療用テープと皮膚刺激
 3-1 なぜテープを貼ると皮膚がかぶれるのか
 3-2 皮膚刺激の原因
 3-3 解決の方法

4.ゲル型粘着剤による低皮膚刺激製品開発事例
 4-1 市場は何を求めていたか
 4-2 製品コンセプト
 4-3 開発上の重要ポイント ~ゲル化と皮膚接着性のバランス~
 4-4 市場開拓上の工夫

5.水蒸気透過性と皮膚かぶれに関して
 5-1 水蒸気透過性と皮膚刺激の関係
 5-2 水蒸気透過性を向上させた製品開発事例

6.支持体の引張応力低減と皮膚かぶれ
 6-1 皮膚伸縮に伴うテープ貼付部位の皮膚にかかる応力
 6-2 皮膚刺激とフイルムの応力緩和性
 6-3 応力緩和と貼付時の違和感

7.テープ技術の医療分野の応用例 <参入の可能性検討>
 7-1 化粧品分野
 7-2 医療機器分野・創傷被覆材・その他
 7-3 経皮吸収薬への展開 ~アトピー性皮膚炎解決テープへの挑戦~
 7-4 スポーツテープ、キネシオテープ
   雑貨(整形外科関係)、包茎補助テープ(Fimotape)の紹介

8.まとめ
【質疑応答】

セミナー講師

メディカルテープ研究所  代表  山本 敏幸 氏

セミナー受講料

●1名様  :45,100円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
 ※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

45,100円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

医療機器・医療材料技術   化粧品・医薬部外品技術   高分子・樹脂材料

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医療機器・医療材料技術   化粧品・医薬部外品技術   高分子・樹脂材料

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