洗浄バリデーションの基礎とQ&Aから見る注意点
開催日 | 10:30 ~ 16:30 |
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主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 医薬品技術 洗浄技術 医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS) |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
☆これまで実施してセミナーにおける参加者からの質問とその回答を解説!☆豊富なQ&Aが大好評です!★残留限度値設定のための考え方と 具体的な計算方法についてもわかりやすく解説いたします!※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。【アーカイブ配信:3/26~4/7(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。
セミナー講師
PURMX Therapeutics, Inc. シニアダイレクター 宮嶋 勝春 氏【専門】製剤学 薬剤学【職歴】2000年‐2006年 テルモ㈱ 主任研究員 標的指向型リポソーム製剤の開発を担当2006年‐2008年 奥羽大学薬学部 准教授 薬剤学・製剤学を担当2008年‐2016年 武州製薬㈱ 製造技術部 部長 各種製剤の技術移転及びFDA、PMDA、KFDA、ブラジル当局をはじめとする各種査察において、洗浄バリデーション関係の回答者として対応。2017年‐2023年 ナノキャリア㈱ 研究部部長、取締役(監査等委員)2023年‐2024年 NANO MRNA㈱ 顧問2024年- PURMX Therapeutics, Inc.シニアダイレクター【学会活動等】1999年‐2000年 日本薬学会 評議員.2002年‐2004年 ISPE日本支部 理事2011年‐2016年 製剤機械技術学会 理事2016年‐現在 日本薬剤学会 評議員
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、 2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、 今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。 すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。 メールまたは郵送でのご案内となります。 郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。
- アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
セミナー趣旨
2019年洗浄後の限度値設定に対して問題提起する大きな回収が2件発生した。 この回収を含め、交叉汚染を防ぐ手段としての洗浄バリデーションに関しては、依然として多くの検討すべき重要な課題が存在している。そうした取組みの基本となるのがリスクに基づいた考え方ということになる。 本セミナーでは、リスクに基づいた洗浄バリデーションの考え方とバリデーションを効率的に実施するためのワーストケースに基づいたバリデーションの考え方などに焦点を当て、GMP下で行われる洗浄・洗浄バリデーションのための基本的なプロセス、評価のための残留限度値設定上の課題とその対応策(特に毒性データがない時の考え方)、ホールドタイム設定、残留物評価のための分析方法とその検討課題、最近査察でも指摘されるという日常的な工程検証(Continued Process Verification)にどう対応するか、そして査察と指摘を受けた時の対応などについて、これまで実施してセミナーにおける参加者から頂いた具体的な質問とその回答についていくつか代表的なものを紹介する。
習得できる知識
〇 GMPが求めている洗浄バリデーション実施のためのプロセス〇 規制文書が求める洗浄バリデーション時に検討すべき事項〇 残留限度値設定のための考え方と具体的な計算方法〇 ワーストケースを利用した洗浄バリデーションの考え方〇 従来の方法と毒性に基づいた方法〇 残留物評価の方法と検討すべき課題(分析方法、回収率など)〇 査察に対応するためのポイントと具体的な指摘事項〇 製造現場の質問を通した洗浄バリデーションの実状と課題
セミナープログラム
1.はじめに 1.1 回収事例にみる洗浄バリデーションのポイント 1.2 Plan作成から始まるGMPが求めている洗浄バリデーションのプロセス 1.3 規制文書が求める洗浄と洗浄バリデーションのポイント - JGMPにおける洗浄バリデーション - EU GMPにおける洗浄バリデーション - cGMP における洗浄バリデーション - ASTM Internationalのガイド(E3106-18)における洗浄バリデーション
2.洗浄バリデーション実施に必要となる4つドキュメント 2.1 バリデーションマスタープランとは 2.2 マスタープラン作成上の留意点 - 洗浄バリデーションマスタープランに記載すべき事項 - 洗浄バリデーションマスタープランと洗浄手順書の関係 - 洗浄バリデーション実施計画書と報告書 - マスターバッチレコードと洗浄記録 - Logbook記載上のポイント
3.リスクに基づいた洗浄バリデーションに対する具体的な取り組み 3.1 リスクマネジメントを理解しよう! 3.2 洗浄におけるリスクとは何か 3.3 知識管理に基づく洗浄のリスク管理へ
4.ワーストケースアプローチとは何か 4.1 ワーストケースアプローチの考え方 4.2 ワーストケースを利用した洗浄バリデーション
5.洗浄バリデーションにおける主な検討事項 5.1 洗浄バリデーションの評価対象 5.2 洗浄方法(マニュアル洗浄、CIP、SIP) 5.3 ダーティホールドタイムとクリーンホールドタイム ‐何を評価すべきか‐ - ダーティホールタイムの設定方法 - クリーンホールドタイムの設定 - 逸脱が起こった時の対応 5.4 残留限度値の設定の考え方 - 10ppm、0.1%、に科学的な根拠はあるか - 具体的な計算事例 - 毒性に基づいた基準 ‐90%の薬物については限度値が高くなる‐ - 目視基準を残留性評価に利用できるか? ‐その条件と課題‐ 5.5 サンプリング上の留意点 - Swab法か、Rinse法か ‐なぜRinse法は、望ましくないのか- - 回収率は、何%が求められるのか ‐評価方法と望ましい回収率とは‐ - 分析方法の選択 ‐TOCでの評価は可能か‐ 5.6 Continued Process Verificationへの対応 - 再バリデーションとContinued Process Verification - Continued Process Verificationにどう対応するか
6.目視検査員の適格性をどう担保するか 6.1 目視でクリーンの意味とは 6.2 目視検査員の適格性をどう評価するか
7.査察にどう対応するか 7.1 査察手順と準備すべき文書 7.2 回答者が留意すべき事項 7.3 指摘事項の具体例
8.参加者から頂いた質問とその回答 例1.限度値の計算結果が検出限界以下となった場合にどうするか? 例2.専用設備での残留限度値をどう考えるべきか? 例3.ダーティホールドタイムは、なぜ必要か? 例4.微生物・エンドトキシンの限度値をどう考えるべきか? 例5.治験薬製造時の残留限度値についてどう考えるべきか? 例6.半固形製剤製造ラインの残留限度値をどう設定すべきか? 例7.製造終了当日に洗浄することを規定する場合であっても,時間単位でDHT を規定するべきか? 例8.分析用フラスコやビーカーに対する洗浄をどう考えるべきか 例9.クリーンホールドタイムも3回の検証が必要か? 例10.洗浄後毎回残留限度値を測定していてもバリデーションは必要か 例11. 目視でダーティにどう対応すべきか
9.まとめ
【質疑応答】
キーワード:医薬品,バリデーション,GMP,PiC/S,セミナー,研修,講習,洗浄