―企業価値を高めるコンプライアンス戦略の設計術―
セミナー趣旨
2023年は多くの企業不祥事が明るみに出た年でした。
大手芸能事務所や劇団における性加害やハラスメント、急成長を続けてきた中古車販売会社による保険金の不正、大手損害保険会社による独占禁止法違反行為。不祥事の波は、とうとう日本を代表する企業である自動車メーカーのグループにまで及びました。
これら企業の中には、大きく企業価値が棄損された企業も少なくありません。
いかにして不正が起こりにくい組織を作るのか。さらに進んで、それら「コンプライアンス」の取り組みは具体的にどのように企業価値向上に貢献するのか?について、企業のブランド戦略の視点からお話しします。
受講対象・レベル
コンプライアンス部門、経営企画・戦略部門、広報部門などの担当者
セミナープログラム
1.企業不祥事の最新潮流
(1)もはや法律問題ではない。
(2)2023年に発覚した企業不祥事の共通点
2.ブランディングとコンプライアンスの戦略的統合
(1)コンプライアンスの失敗はブランド戦略の失敗
・不祥事を起こした企業のブランド価値
・従業員エンゲージメントへの影響
(2)目的を統合する
・コンプライアンスの目的は「批判されないこと」なのか?
・企業の高次の目的としての「ブランド理念」
(3)手段を統合する
・法律・ルール主導の限界
・「見つける」「表現する」「実装する」
3.コンプライアンスの戦略的マネジメント
・コンプライアンスはコストでは無い
・ROIが最も高い施策とは?
・これからのコンプライアンス戦略
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。
セミナー講師
日本コンプライアンストランスフォーメーション協会(JCXAS)会員
渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 シニアパートナー弁護士(第一東京弁護士会)
一般社団法人日本ブランド経営学会監事
三浦悠佑 氏
企業不祥事対応、危機管理を中心に企業法務全般を担当後、大手国際海運企業グループで、不祥事再発防止プロジェクトに従事。帰任後は競争法・下請法、腐敗防止案件を中心に担当する傍ら、「コンプライアンス×ブランディング」の牽引役として、コンプライアンスによる企業の非財務価値向上に挑戦している。法務コンプライアンスをテーマにしたセミナーへの登壇実績多数。
著書「コンセプト・ドリヴン・コンプライアンス~担当者の9割が知らないコンプライアンスの極意」(Amazon Kindle)、週刊エコノミスト「企業の法務担当者が選ぶ「頼みたい弁護士」13選」危機管理部門第3位(2021)、The Best Lawyers Governance and Compliance(2020~2025)。
セミナー受講料
1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
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