薬物の消化管吸収について-評価・予測<消化管吸収の評価系およびモデルによる吸収率予測の違い>

~ 消化管吸収の評価系/モデルによる吸収率予測の違いをExcelによる演習で理解を深めます ~ 

消化管吸収の評価系およびモデルによる吸収率予測の違いを、Excelを用いて演習することにより、消化管吸収を理解することを目的にしています。 

みなさんは、以下の問題点に答えることができるでしょうか?
Q:ヒト吸収率(Fa)はどのように求められているのか?
Q:膜透過係数が、in vivoとin vitroで違っているのはなぜか?
Q:吸収予測モデルは複数ありますが、予測性に違いはあるのか?
Q:膜透過係数と消化管滞留性に種差がある場合、どのような影響があるのか?
Q:生理学的モデルに展開するため非臨床データをどのように扱えばよいのか?
Q:市販ソフトウェアの予測精度の検証はどのように行えばよいのか?

■本セミナーは「初中級、中級向き」
レベル3】初中級 解析業務経験あり
  ※業務経験が実際にあり動かしている方 
レベル4】中 級  簡単なモデリング&シミュレーション経験がある方 

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

    医薬品の多くは、経口剤として開発されています。消化管からの吸収が低い薬物では、効率が悪いばかりでなく、吸収の個体間差や薬物間相互作用のリスクが高まります。そのため、創薬段階から溶解性、膜透過性、P糖タンパクによる排出試験等が行われ、ラット等の動物を用いた試験も行われています。
    しかし、これら非臨床データから臨床における吸収率(Fa)の予測を市販ソフトウェア以外で計算したことはあるでしょうか?
    膜透過係数とFaの相関あるいは動物のFaとヒトのFaの相関から求めたことがある方はいると思います。
    では、以下の問題点に答えることができるでしょうか?

    ■ヒト吸収率(Fa)はどのように求められているのか?
    ■膜透過係数が、in vivoとin vitroで違っているのはなぜか?
    ■吸収予測モデルは複数ありますが、予測性に違いはあるのか?
    ■膜透過係数と消化管滞留性に種差がある場合、どのような影響があるのか?
    ■生理学的モデルに展開するため非臨床データをどのように扱えばよいのか?
    ■市販ソフトウェアの予測精度の検証はどのように行えばよいのか?

    吸収を担当している人でも知っている人は、限られているという印象を持っています。こういった知識は、教科書に書かれておらず、複数の論文から知識を得、自ら計算しない限り、理解するのは難しいと思います。
    本セミナーでは、消化管吸収の評価系およびモデルによる吸収率予測の違いを、Excelを用いて演習することにより、消化管吸収を理解することを目的にしています。

    セミナープログラム

    1.消化管吸収について
    2.吸収率(Fa)の評価
      ・マスバランス試験による評価、バイオアベイラビリティからの評価

    3.In vivo評価 effective permeability(Peff)
      ・バルーン法による評価

    4.In vitro評価 apparent permeability(Papp)
      ・経細胞輸送による評価

    5.Amidonの3つのパラメータ(Absorption number(An), dose number(Do), dissociation number(Dn))
    6.吸収率の予測(演習)
      ・Peff、Papp、An、Do、Dn、Faの計算
      ・one-compartmentモデル、multi-compartment モデル、tubeモデルによるFaの計算

    7.P糖タンパクの吸収に及ぼす影響
    8.消化管代謝の考え方
    9.デコンボリューション法による解析結果の見方(演習)
    10.質疑応答

    セミナー講師

    薬物動態塾  /  武蔵野大学 客員教授 加藤 基浩  氏 (元・中外製薬)
    略歴
    1987年 中外製薬入社 非臨床薬物動態部門配属
    1995-1997年 東京大学製剤学教室研究生
    1999年 薬学博士取得
    2019年 中外製薬退職
    2005年 日本薬物動態学会奨励賞受賞
    2019年 日本薬物動態学会創薬貢献・北川賞受賞

    専門分野:薬物動態全般、薬物速度論、薬物間相互作用、ヒトクリアランス予測、PK/PD解析、バイオ医薬品の薬物動態

    セミナー受講料

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    55,000円( E-mail案内登録価格52,250円 )
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    ※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
    ※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
    ※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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      1名申込みの場合:受講料( 定価:44,000円/E-Mail案内登録価格 42,020円 )
      定価:本体40,000円+税4,000円
      E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
    ※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
    ※他の割引は併用できません。

    ---
    <過去シリーズ受講割> 
    過去に、同一セミナーを受講された方の特別割引を実施いたします。
    ※本割引は、各種割引との併用は不可となります(E-Mail案内登録価格との併用不可となるためご注意ください)⇒ 復習受講割(1名) 1日あたり定価:11,000円(本体10,000円+税)

    過去に同一セミナーを受講されている方は上記価格にて受講可能です。お申込みの際、【復習受講割】を選択し【 通信欄 】に開催されたセミナー略称を必ずご記載ください。
    <対象セミナー>
    【2024年開催:薬物消化管吸収】

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    • 製本テキスト:開催日の4,5日前に郵送にて発送予定
      ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
      ※開催日の4~5日前に発送します。
       開催前日の営業日の夕方までに届かない場合はお知らせください。
      ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
       開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
       ⇒Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。印刷物は後日お手元に届くことになります。
    • 当日演習用Excel資料:マイページよりダウンロードして頂くか、E-Mailで送付いたします。
        (開催前日~前々日を目安にダウンロード可、または送付)

       


     

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    キーワード

    医薬品技術

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