
★EV化、自動運転等、自動車の進化に対応する熱マネ技術を詳解!
セミナー趣旨
地球温暖化防止のため自動車の電動化が進んできました。しかしウクライナ侵攻,そして中国による低価格EV(電気自動車)などにより,自動車の駆動源変遷での単純なEVへの更新シナリオはなくなりました。
このためEVだけではなく,エンジン車についても熱マネジメント技術を改善する必要が出てきました。
一方,自動運転は,完全な自動運転への移行はむずかしいものの,高速道などでは自動運転できるクルマが増えてきました。
自動運転は,クルマと乗員の関係を根本的に変える技術です。
今までは,走る楽しさを追求してきた価値観が薄れ,自動運転での移動時間をいかに快適に過ごすかが新しい価値になるからです。
本セミナーでは,これらに関わる熱マネジメント技術を包括的に解説いたします。
セミナープログラム
1.電動車用エアコン
1.1 方式と現行空調システムとの比較
1.2 低外気温への対応
1.3 テスラ、BYDのヒートポンプサイクル
1.4 テスラ,BYD,Xiaomi,Zeekr,デンソーのヒートポンプサイクルの優劣比較
1.5 マルチコントロールバルブ(オクトバルブなど)のメリットとデメリット
1.6 PFAS(有機フッ素化合物)規制対応エアコン
1.7 ヒートポンプ用新冷媒
1.8 急速充電対応
1.9 廃熱利用の可能性は
1.10 ヒートポンプとその課題
1.11 ハイブリッド車用エアコン
1.12 PHEV(プラグインハイブリッド車)用エアコン
2.エアコンシステムの改善
2.1 空調シート
2.2 内部熱交換器
2.3 換気熱回収
2.4 デシカント空調
2.5 CO2冷媒によるエアコン
2.6 空調快適性
2.7 人体温熱快適性からみた最適加熱部位
2.8 薄型ベンチレーターの課題
3.駆動用電池の温度管理
3.1 電池の温度管理と寿命
3.2 事前冷却
3.3 温度管理例
3.4 理想的な温度管理方法
3.5 部材と材料
3.6 今後の電池への対応
3.7 全固体電池の場合
4.自動運転の熱マネジメント
4.1 自動運転化にともなう課題
4.2 自動運転車における差別化技術と求められる技術・材料
5.空調システムの変化による部品,内装材の動向
5.1 ガラス・調光ガラス
5.2 断熱材
5.3 真空断熱材
5.4 フィルムヒーター
5.5 遮熱塗装、事前空調
6.今後の自動車用冷却系と熱交換器
6.1 熱交換器の変遷
6.2 モーター、インバーター冷却系
6.3 水冷インタークーラーの目的
6.4 蓄冷エバポレーターの採用と採用廃止
6.5 水冷コンデンサーの目的
6.6 空調系
7.電動車の駆動モーターとインバーターの冷却
8.新しい冷却方式
8.1 沸騰冷却
8.2 磁気冷凍
9.古典的な熱マネジメント
9.1 自動車の排熱一覧と課題
9.2 排熱回収/蓄熱システムおよび蓄熱材料
9.3 ケミカルヒートポンプ
9.4 熱電素子
9.5 ランキンサイクル
9.6 熱負荷軽減
10.駆動源選択
10.1 背景(脱ガソリン車の動き,日米独とノルウェーの場合)
10.2 現状確認,EVは売れているか?
10.3 LCAによる駆動源選択(ICCT,VWなどの改定)
10.3.1 OEMの変節
10.3.2 次に買うクルマは
10.3.3 ハイブリッド方式による違い(燃費,コストなど)
11.エネルギー問題
11.1 電源構成
11.2 CO2排出係数
11.3 電力危機
11.4 悲惨な日本の所得
11.5 今後の日本のエネルギーは
12.日本がとるべき戦略
【質疑応答】
セミナー講師
原 潤一郎 氏
【ご略歴】
1981年〜1995年 日産自動車に勤務
1995年〜2019年 カルソニックカンセイ(現・マレリ)に勤務
セミナー受講料
1名につき55,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
受講について
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受講料
55,000円(税込)/人
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