
≪新紙幣の顔・渋沢栄一から学ぶ≫「論語」と経営・コンプライアンス
~コンプライアンスやインテグリティとの比較を踏まえつつ、論語的価値が経営とコンプライアンスにもたらす影響について、熱く論じます!~
セミナー趣旨
2024年7月から、「論語と算盤」の渋沢栄一が新紙幣の顔になりました。
資本主義の父・渋沢は、企業経営に論語的道徳・倫理を重視しました。
しかし、コンプライアンスが発達した令和になっても、大手自動車会社の数値偽装等を始めとする不祥事は後を絶ちません。新紙幣発行を機に、改めて論語を始めとする古典的価値を見直してみませんか。
そこで、論語を始めとする四書五経等の漢籍を渉猟し、東西の古典に通暁する講師が、コンプライアンスやインテグリティとの比較を踏まえつつ、論語等の古典的価値が経営とコンプライアンスにもたらす影響について、熱く論じます。
受講対象・レベル
コンプライアンス部門、法務部門、監査部門、リスクマネジメント部門、経営管理部門、経営企画部門、総務部門など関連部門のご担当者様
セミナープログラム
1 日本企業の不祥事
(1)「正しさ」が怪しい:最近の不祥事分析
(2)「美しさ」:正邪と美醜の二層構造、縦(精神)と横(世俗)
2 『論語と算盤』
(1) 渋沢栄一の人生:士農工商を全て経験、建白魔、親としては?
(2) 論語と算盤:時代背景、儒教的「天」の概念、陽明学、先義後利
(3) 国際的視点:アダム・スミス、マックス・ウェーバー、ガンディ
3 古典から学ぶ経営
(1) 古典から学ぶ価値
-美しさ・カッコよさ:事の成敗に超然たる工夫
-長期的時間軸:知己を千載に待つ
(2) 論語の実践:知性と品性、「良い」会社と「いい」会社の違い
(3) 王道の系譜:松下幸之助、稲盛和夫、北尾吉孝ら
4 古典から学ぶ倫理・コンプライアンス
(1) 公への奉仕
-社会の公器、利他、贈与
-求心力と遠心力のバランス、感性の磨き方
(2) 誠実さ
-「自責」の哲学:自責七訓、過ち六訓
- インテグリティ:渋沢が言う「完き人」とは
(3) 積極性・勇気
-渋沢が着目した「博施済衆」とは?
-勇気:勇気の磨き方、「いい人」と「善い人」の違い
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。
セミナー講師
中山国際法律事務所 代表弁護士 経営倫理士 インテグリティ・エバンジェリスト スタイルクルーズ認定コーチ
中山達樹 氏
1998年東京大学法学部卒業。2010年シンガポール国立大学ロースクール修了。2010~2011年シンガポールの法律事務所勤務。2015年中山国際法律事務所開設。2016年シンギュラリティ大学、リー・クアンユー公共政策大学院エグゼキュティブプログラム修了。2022年経営倫理士。2023年カリフォルニア大サンディエゴ校地政学プログラム修了。
『グローバル・ガバナンス・コンプライアンス』(2021年中央経済社)、『英語交渉術』(2023年2月平成出版社)をはじめ著書論文、また講演実績多数。
セミナー受講料
1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
【オンライン受講の方】
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
【会場受講の方】
お申込完了後、自動返信メールにて受講票をお送りいたします。
受講料
41,800円(税込)/人