自社保有技術をベースとしたテーマ創出方法とそのメカニズム


~要素技術機能展開法を使ったテーマ創出活動の全体体系~
<価値づくり特集セミナー>


市場が特定されていない、市場ニーズや用途の探索ができない、筋の良いテーマを見つけることが難しい・・・
この問題を払拭し自社保有技術に基づきテーマを創出するには



受講料


48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 ) 


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【価値づくり特集】 セミナー
本セミナーは「価値づくりセミナー専用クーポン」をご利用頂けます。また、本セミナーにお申込み頂いた方には「価値づくり特集」のセミナーでのみご利用頂ける「価値づくりセミナー専用クーポン」をプレゼントいたします。
※クーポンは、セミナーへのお申込み後、受講券・請求書と一緒に発送いたします。
※クーポンは「価値づくり特集」のセミナーにのみご利用いただけます。
※クーポンの有効期限は発効3カ月後の月末までとなります。
※1度のお申込みにつき、クーポンは1枚(5,000円分)までの利用となります。
※アカデミー割引との併用はできません。


講師


ベクター・コンサルティング(株) 代表取締役 浪江 一公 氏


趣旨


今、新興国の企業は日本企業の経営や技術を徹底して研究し、そこから学び、それまでリードしてきた日本企業を追い上げ、 既に多くの分野で日本企業を凌駕する状況が生まれています。日本企業が、欧米企業はもとより、このようなますます厳しくなる新興国の企業との競争に勝つためには、研究開発においても同じ土俵で研究開発を競うのではなく、これら競合企業に先んじて革新的なテーマを継続的に創出し、取り組むことが極めて重要になってきています。革新的テーマ創出において、多くの企業の方々が関心を持たれているのが、自社が保有する技術をベースとしたテーマの創出です。しかしながら、自社の技術をベースとしたテーマ創出には、市場が特定されていないため、市場ニーズや用途の探索ができず、筋の良いテーマを見つけることが難しいという、基本的な問題を抱えています。この問題を払拭し、自社保有技術に基づきテーマを創出するには、自社が保有する技術で何ができるか?(すなわち『機能』)に
展開し、そこで発想を広げ(『頭を耕す』と呼んでいます)、その広げられた発想に基づき製品アイデアを創出する方法が有効です。それが、要素技術機能展開法です。
 本セミナーでは、どう自社保有技術をベースとしてテーマ創出を行うかについて、その有効性の理論的な裏付けや、顧客価値の見つけ方など重要な概念を踏まえながら紹介し、また実際の作成ワークシートなどを提示しながら、具体的なプロジェクトの進め方を議論していきます。また、本セミナーの中では、分かり易い技術を例に、技術の機能展開およびそこからの製品アイデア創出の演習をしていただきます。現在自社で保有している技術を有効に活用し新たなテーマ創出をしたい、もしくはすでにそのような活動を行っているが、良いテーマ創出ができていないという方々に、本セミナーの中で今後の活動についての有効かつ実用的な示唆ができるのではと、考えております。


プログラム


1. 要素技術機能展開法を使ったテーマ創出とは
 1.1 自社技術を活用しての製品アイデア創出ニーズの存在
 1.2 既存技術を他用途に展開した例:活版印刷
 1.3 自社技術の用途を探すことの難しさ
 1.4 自社要素技術機能展開法の背景の3つの概念
  1.4.1 技術を機能で表現する
  1.4.2「隣接可能性」
  1.4.3 発想法としてのMECE(もれなく、だぶりなく)

2.革新的テーマ創出のメカニズム
 2.1 企業が顧客に提供しているのは、製品ではなく「顧客価値」
 2.2 既存の知識の新結合(スパーク)
 2.3 革新的テーマ創出に向けてのスパークの2つの原料
 2.4 革新的テーマ創出のメカニズムの中での本セミナーの位置付

3.要素技術機能展開法の全体のプロセス
 3.1 要素技術機能展開法を使った製品アイデアの創出のための7つのステップ

4.ステップ0:目的の共有
 4.1 なぜ目的の共有が必要か?
 4.2 メンバーのエネルギーレベルを高める
 4.3 目的の共有の方法

5.ステップ1:対象市場の設定
 5.1 ある程度の市場知識の必要性
 5.2 「ステップ1:対象市場の設定」の構成タスク
 5.3 事業ドメインとは
 5.4 タスク1:事業ドメインの対象市場への展開
 5.5 タスク2:対象市場の評価・選定
 5-6 タスク3:対象市場のサブ市場への分解

6.ステップ2:対象市場のプロファイリング
 6.1 プロファイリングの対象
 6.2 顧客価値拡大の視点を持つ
 6.3 市場のプロファイリングの目的:「頭を耕す」
 6.4 顧客価値創出源としてのペインとゲイン

7.ステップ3:コア技術の設定
 7.1 コア技術戦略とは
 7.2 コア技術設定の企業事例(3M、クレハ、富士フイルム、東レ)
 7.3 「ステップ3:コア技術の設定」の構成タスク
 7.4 コア技術の設定の考え方:選定軸
 7.5 コア技術設定の難しさ

8.ステップ4:対象コア技術の選定
 8.1 機能展開の対象コア技術の選定

9.ステップ5:対象コア技術の機能への展開
 9.1 コア技術の機能への展開の前提:「隣接可能性」
 9.2 コア技術の機能への展開の目的
 9.3 機能展開のフレームワーク
  9.3.1 1つの組み合わせから
  9.3.2 機能の表現の構成要素
   -「何を使って」
   -「何に対し」
   -「何をする」
   -「その結果どうなる」
  9.3.3 「そうではないもの」などで網羅的な図を
 9.4 要素技術展開図の例:火薬技術
 9.5 MECE(もれなく、だぶりなく)
  9.5.1 分割
  9.5.2 統合
  9.5.3 並列
 9.6「妄想する」
 9.7 言語化の重要性
 9.8 コア技術定義との関係
 9.9 要素技術機能展開図作成上の注意点

10. ステップ6:製品アイデアの創出
 10.1「ステップ6製品アイデア創出」の構成タスク
 10.2「良い製品アイデアとは」の共有
 10.3 タスク1:製品アイデア『発想』 
   -ブレーンストーミングを効果的に行うには
   -アイデア発想ミーティングの効果的運営法
 10.4 タスク2:製品アイデアの『進化・集約』
 10.5 タスク3:製品アイデアの『評価・選択』
 10.6 タスク4:製品アイデアの『まとめ』    
 10.7 その後の作業としてのステージゲート・プロセスの利用

11. 演習
 11.1 活性炭技術の要素機能展開
 11.2 製品アイデアの創出

12. 最後に

  □質疑応答□


講師のプロフィール

プロフェッショナリズムと豊富な経験をベースに、革新的な製品やサービスを創出するプロセスの構築のお手伝いをいたします。

浪江 一公

なみえ かずきみ / 東京都 / ベクター・コンサルティング株式会社

ベクター・コンサルティングは、Bridging technologies and markets toward creating innovationsを目指し、クライエント企業様に技術と市場との間の橋渡しによりイノベーションの...続きを読む

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