品質マネジメントとは、製品品質の確保、管理、評価、向上策等を指し、全社的な仕組みや考え方も非常に重要で、ISO9000シリーズが国際標準となっています。実現の仕組みとして、開発設計に絞ったAPQP/シックスシグマや、経営品質に踏み込んだ日本経営品質賞もあります。

品質マネジメント総合のセミナー

品質マネジメントは、品質保証、品質管理、品質改善の3つの活動からなります。 製品品質の評価、向上策としてはSQCもありますが、全社的な仕組みや考え方も非常に重要で、ISO9000シリーズが国際標準となっています。開発設計に絞ったAPQP/シックスシグマや、経営品質に踏み込んだ日本経営品質賞もあります。

TQMのセミナー

TQMとは、Total Quality Manegementの略語のことで、経営管理手法の1つです。 日本語では、「総合的品質管理」とも訳すことが多いですが、企業活動において、品質の維持と向上を図っていくことが目的であり、そのための取り組み方、考え方、方法などのプロセスの全てを意味しています。

QMS(ISO9001等)のセミナー

ISO9001とは、もはや説明の必要もないでしょうが、国際標準機構による品質マネジメントシステムです。 検査だけでなく、方針設定、開発設計、保管、教育などなど、品質にかかわる全てに関するガイドラインを示す、品質経営の教科書のような存在です。 その起源は英国規格ですが、制定当時世界一の品質を誇っていた日本のマネジメントを参考にしているとも言われ、優秀な企業であれば昔から実行している考え方、やり方を標準化したものと言えます。 やみくもに理想を文書化するのではなく、やっている現状を標準化して、発生した問題をPDCAサイクルで継続的に改善していくことで、大きな効果を発揮することが可能になります。

シックスシグマのセミナー

80年代に日本企業の躍進、特に高品質に手を焼いた米国は、当然ながら日本のものづくりプロセスを研究、解析しました。その結果、日本で使われていた統計的手法や管理体系を取り入れる企業が出てきました。モトローラもその一つで、技術部門のM.ハリーが統合した仕組みが成果を上げたため、シックスシグマと名付けて87年に社外へ紹介されました。 統計的な手法や教育体系などTQMとの共通点も見られますが、チャンピオンと呼ばれる推進者が、ブラックベルトという名のプロジェクトリーダーにテーマを指示するトップダウン型になっているところや、目標/効果を金額で評価する点などは如何にもアメリカ的です。

APQPのセミナー

APQPとは、Advanced Product Quality Planningの略で、日本語では「先行製品品質計画」と呼ばれています。自動車の品質マネジメントシステムTS16949の先行製品実現計画部分に対応し、運営管理の要領を規定しています。 製品実現のステップは①計画、②製品設計、③工程設計、④製品、工程の妥当性確認、⑤量産の5段階に分けられて、それぞれの段階での実施項目と入力、出力事項が定められており、プロジェクトのリスク低減が図られます。 実行する際には、コントロールプランの作成が必須であり、このプランを中心に管理が進められてゆきます。

日本経営品質賞のセミナー

日本経営品質賞は、'90年前後のバブル崩壊後、企業競争力を失った国内企業を再生し、経営を革新するために、(財)社会経済生産性本部が'95年12月に創設した表彰制度です。 経営をリーダーシップ、社会的責任、顧客対応、戦略、能力向上、プロセス、情報、結果の8つの要素で評価することで、受審組織の強み/弱みを知り、PDCAを継続して革新を進める事が可能です。外部審査だけでなく、自組織内のセルフアセッサーの審査による自己革新にも特徴があります。 これは米国が'87年に設立したマルコムボルドリッジ賞が基になっており、その賞は当時興隆を極めていた日本経営を研究した結果が盛り込まれたと言われています。

QC工程図(QC工程表)のセミナー

QC工程図とは、ある製品が生産工程を通して出荷されるまでの各段階で、保証されるべき特性ごとに検査、確認の方法、基準を記載した図であり、QC工程表とも呼ばれます。 これによってすべての必要項目が、どこでどのように保証されているかを一覧することが可能になります。 本来は製品を設計した時に決まっているべきではありますが、作り始めてから分かったり、より良い検査方法が見つかったりします。 その都度、QC工程図を改訂して現状に合わせておく事が重要です。

なぜなぜ分析のセミナー

なぜなぜ分析とは、問題の「根本原因」を追究するための分析手法です。 対象となる問題に対して、「なぜ?」と原因を繰り返し追及することで根本原因に到達し、そこから再発防止策を見出します。 原因追及はあくまでも論理的でなくてはならず、また人的なミスを根本原因にしてはなりません。 人は間違えるものだからです。 仕組み、設備、手順、プロセスなど管理可能な部分に根本原因を追い込めば、それを防止する方法をシステマチックに考案することが可能になります。

官能検査のセミナー

官能検査とは、検査員の感覚(視覚、聴覚、味覚、臭覚、触覚)を使って対象物を検査・評価することであり、官能評価、官能試験とも呼ばれることもあります。 計量、計数できる検査・評価方法に比べて、検査員の主観や体調にも左右されるため、安定的に検査・評価する独自の仕組みが必要です。

医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)のセミナー

GMP(Good Manufacturing Practice)は、医薬品・化粧品等の製造業者に求められる製造管理、品質管理の基準、またGQP(Good Quality Practice)は、製造販売業者に求められる同様の基準です。その医薬品を製造または製造販売する業者や臨床試験実施医療機関等は、薬機法に基づくGMP省令・GQP省令に従うことを義務付けられています。また医療機器などについては、ISO13485に準拠したQMS省令に従う必要があります。 GMPなどG*P、QMSの基礎知識から、原材料入荷、製造、製品出荷、販売の各プロセスでの対応実務、査察対応まで、各種セミナーを紹介しています。

自動検査のセミナー

自動検査は、ソフトウェアやシステムの品質を確保するために、手動ではなく自動化されたツールやスクリプトを使用して行うテストのことです。これにより、プログラムの動作や機能が正しいかどうかを効率的に確認することができます。自動検査は、特に大規模なプロジェクトや頻繁に更新されるソフトウェアにおいて、テストの一貫性と迅速性を向上させるために利用されます。

品質機能展開(品質表)のセミナー

品質表(QFD)では、まず顧客要求を徹底して洗い出して顧客表現のままに整理し、別途整理した品質特性との関連性をマトリクスで明確にする事で、要求品質重要度を品質要素重要度に転換して、要求に対応した機能、性能を設計します。 企画やテーマ設定の担当者は、分かっていながら目前の事実や自分の思い込みに引っ張られたコンセプトを設定しがちです。 そこで、このように作成した「品質表」を、必要に応じて「部品展開」「技術展開」「コスト展開」「FMEA」からQC工程表等に展開する方法が品質機能展開です。 製品仕様が顧客の声から設定される事と、その過程が明確に残る点で、極めて優れた製品仕様設定法です。

工程能力指数のセミナー