【連載目次】
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1. メカトロ設計(その1) 一寸先で擦り合わせ
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2. メカトロ設計(その2) 論より知恵、知恵は図面へ
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3. メカトロ設計(その3) はじめに「本質」、次に「基礎」
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4. メカトロ設計(その4) 「ニゲ」を設けずしてトラブルは減らず
高度化するとは、メカトロ化することに等しいのです。メカトロニクスは下図のように物質(メカ)、エネルギー(エレキ)、情報(ソフト)の統合です。その3要素は、「物質」、「エネルギー」、「情報」を指します。
図1. メカトロニクス
物質とは、機構と構造であり、そこに流れるエネルギー(電流)が伝達・変換されて、目的の仕事をします。
情報はエネルギーの挙動を制御し、システムの安定化を司ります。これら3つの要素を擦り合わせ、バランスよく有機的に結びつけたとき、時空を超えた魅力的な機械システムが誕生します。
現在、あらゆる場面で高度な情報化が啓発されています。もはや、その勢いを伏せることは皆無で、これを否定することもないでしょう。しかし、目先の情報にとらわれて高機能化を図ろうとする事は危険です。
システムは先に述べたように、有機的に構成できるか否かが命題で、有機的とは多くの分野で一つの全体を形成し、互いに影響を及ぼし合って効果を発揮することです。
つまり、心地よい配色の組...