1.研修講師に必要なスキルは、専門性だけではない
研修講師を選ぶ場合、実績はもちろん、その専門性を見極めて選択することが大切です。しかし、専門性のスキルだけで、研修生の”学びのモチベーション”は高まるでしょうか?
どんなに専門性が高くても、伝え方・教え方が下手だと、その研修成果を見込むことはできないでしょう。だからこそ、世の研修講師は専門性はもちろん、伝え方・教え方のスキルを磨き続けています。研修で大切なことは、その内容もしかり、研修講師自身が「研修生の『学びのモチベーション』を高めながら維持する」ことも大切です。
今回は、学びのモチベーションを高める大切さについておはなしします。
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2.研修講師は、研修生同士の間に信頼感を育んでいますか?
コンテンツやテキストの解りやすさの他に、研修生同士の信頼関係を築ける講師を選んでください。研修では、 研修講師と研修生の間に”信用”や”信頼”関係が築かれなければ、その運営はファシリテートしません。
- 研修講師は、研修生をリスペクトする。
- 研修生は、 研修講師をリスペクトする。
この関係が、出来上がらない研修は、全くと言って成果を得ることはできないでしょう。
そして、他にも「研修生同士の信頼関係」も大切な研修運営の要素です。共にモチベーションを高め、共に悩み考え、時には白熱した議論も行様な”仲間意識”を研修会場内に醸し出す必要があります。よって、 研修講師には「チームビルディング」のスキルも必要なのです。
「チームビルディング」は、協力と協調性を育みながらチームの生産性を最大に高めるためのメソッドです。もちろん、研修中でも研修効果を高めるためには「チームビルディング」が必要です。
3.「研修生同士の信頼関係」を構築する
チームの協力と協調が高まると、次の様な効果を得られます。
- 安心して発言できる。すなわちより多くの意見や価値観に触れることができる。
- 失敗を恐れない。すなわち、反省を繰り返しながら正しい答えに到達できる。
- 信頼感が育まれる。すなわち、自ら不足している知識や経験を他者より気軽に補ってもらえるようになる。
前述の通り、協力を協調が高まる事で「研修生同士の信頼関係」が構築され、チームビルディングが研修成果に良い影響を与えるのです。
ただ、チームビルディングというと、そのワークの多くがお遊びの要素を含めたゲームが占めています。よって、研修講師からすると「研修中に遊んでいると思われたくない」と考え、そのメソッドを取り入れることに躊躇してしまうようです。
講師を選ぶには、躊躇せずチームビルディング...