今回は「例え話」で相手に伝えるを解説します。あなたの言葉が、活き活き輝いてきます。
1. メタファーを使って会話力を磨く
私は、以前、製造メーカーに勤め、設備管理、品質管理/保証、環境管理、生産革新、製造といった部署を経験しました。そこから、コンサルタントという世界に飛び込んで、数十年。長くも短くも感じる、今日この頃です。そして、最近になって、よく考えることがあります。それは「この数十年で、成長を遂げたことってなんだろう?」です。まあ、いろいろと思い浮かんでは来るのですが、最近特に感じているのが「メタファー」です。
「メタファー」とは、比喩という意味です。ひらたく言えば「例え話」のようなものでしょう。
例えば、問題解決の時「迷路にはまった」とか「出口は近い」など、迷路や出口など問題解決には、実際関係のないコトですが、この「例え」で、相手の理解を促したり、感情共有を醸し出したり、気付きを与えたりする事のできる表現です。「メタファー」は、チームビルディングや問題解決などの、コミュニケーションやダイアローグを円滑に進めることができるので、私も、よく使っています。
2. 例えば、品質不具合が連続して起きてしまったとき
お客様が、どのように困ってしまうのか?など、物語風に伝えます。すると、その物語の中から、登場人物の感情や悩みなど、話しを聞いた人が汲み取り、疑似体験を促せます。疑似体験ですが「自ら感じて、考える」ことを促すことができるので、理解度が向上したり、行動を促すことができます。また、チームで新しいアイデアを考える時にも「メタファー」は、...