物流データベースシステム 物流をマネジメントできるシステム(その3)

投稿日

 
 SCM
 
 物流の決定的な弱点はデータでものごとを判断しないことです。いつでもカンコツで行うため、常にロスを抱えた仕事になるのです。
 
 積載率管理も勘で判断しますので、甘めの結果となり改善につながりづらい実態があります。そこで今後はぜひ物流をデータ管理していく流れをつくりたいものです。物流現場を管理状態に置くことは何が何でも必要です。そしてすべて数字で判断する習慣を身につけることが求められるのです。
 
 筆者が今まで多くの物流現場を見てきて感じることはデータベースが不備だということです。これはデータで管理していく習慣が無いため、データベースの必要性を感じていないことが要因にありそうです。今後データに基づくマネジメントを啓蒙していくと同時に、物流データ管理を容易に実行できるシステムがあるとよいと思います。
 
 物流データで欠かすことのできないデータは荷姿データです。荷物の「タテ・ヨコ・タカサ」と荷姿重量です。
 
 こ のデータだけは持っていないと厳密な物流管理は不可能です。物流エリア計算もできなければ輸送のための荷量計算もできないからです。
 
 それにもかかわらず実際に倉庫で保管ができ、トラックで輸送できているのはなぜでしょうか。それは間違いなく「多め」にエリアを確保し、「多め」にトラックを配車していることに他なりません。つまり物流資源をムダに使っていることであり、利益を落として物流を行っているということなのです。
 
 ですからデータに基づくマネジメントを実施するだけでもかなりの確率で効率は上がるはずです。ムダであったスペースを縮め、ムダであったトラック台数を減らすことができます。システム提供会社はこの物流データベースをシステムとして提供するとともに、できれば物流データの作成まで請け負ったらよいビジネスになると思います。
 
 多くの会社が物流デー...
 
 SCM
 
 物流の決定的な弱点はデータでものごとを判断しないことです。いつでもカンコツで行うため、常にロスを抱えた仕事になるのです。
 
 積載率管理も勘で判断しますので、甘めの結果となり改善につながりづらい実態があります。そこで今後はぜひ物流をデータ管理していく流れをつくりたいものです。物流現場を管理状態に置くことは何が何でも必要です。そしてすべて数字で判断する習慣を身につけることが求められるのです。
 
 筆者が今まで多くの物流現場を見てきて感じることはデータベースが不備だということです。これはデータで管理していく習慣が無いため、データベースの必要性を感じていないことが要因にありそうです。今後データに基づくマネジメントを啓蒙していくと同時に、物流データ管理を容易に実行できるシステムがあるとよいと思います。
 
 物流データで欠かすことのできないデータは荷姿データです。荷物の「タテ・ヨコ・タカサ」と荷姿重量です。
 
 こ のデータだけは持っていないと厳密な物流管理は不可能です。物流エリア計算もできなければ輸送のための荷量計算もできないからです。
 
 それにもかかわらず実際に倉庫で保管ができ、トラックで輸送できているのはなぜでしょうか。それは間違いなく「多め」にエリアを確保し、「多め」にトラックを配車していることに他なりません。つまり物流資源をムダに使っていることであり、利益を落として物流を行っているということなのです。
 
 ですからデータに基づくマネジメントを実施するだけでもかなりの確率で効率は上がるはずです。ムダであったスペースを縮め、ムダであったトラック台数を減らすことができます。システム提供会社はこの物流データベースをシステムとして提供するとともに、できれば物流データの作成まで請け負ったらよいビジネスになると思います。
 
 多くの会社が物流データを作成できないことにそもそもの問題があるわけですから。そして同時にビジネスレポートまで自動で作成してくれるシステムだとありがたいですね。たとえば昨日のルート別積載率ですとか、倉庫保管効率などをKPIとして出してくれると助かります。
 
 このような業務をやっている会社でも多くは手作業でデータ管理を行い、レポート作成を実施しています。それをサポートできるシステムであれば、きっと喜ばれることでしょう
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

仙石 惠一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人...


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
サプライチェーンのリードタイム別ビジネスモデル

 モノの流れを扱うサプライチェーンにおいて、鉄鋼業のような付加価値の高い素材型産業、自動車のような総合組立型機械産業、複写機やコンピュータのような電器セッ...

 モノの流れを扱うサプライチェーンにおいて、鉄鋼業のような付加価値の高い素材型産業、自動車のような総合組立型機械産業、複写機やコンピュータのような電器セッ...


化学装置のサプライチェーンとキャッシュフロー

 ビジネスは企業間もしくは企業内の金の流れと、その反対方向のモノの流れと、それらの流れを制御するデマンドとサプライを駆動させる情報系でモデル化でき、供給オ...

 ビジネスは企業間もしくは企業内の金の流れと、その反対方向のモノの流れと、それらの流れを制御するデマンドとサプライを駆動させる情報系でモデル化でき、供給オ...


ギリギリまで作らない、運ばない、仕入れない (その9)

1.平成28年、熊本震災に学ぶ    前回のその8に続いて解説します。「必要な時に、必要なものを、必要なところに」というのはSCMのコンセプ...

1.平成28年、熊本震災に学ぶ    前回のその8に続いて解説します。「必要な時に、必要なものを、必要なところに」というのはSCMのコンセプ...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
物流管理とは

        物流作業は物流部門だけが行うとは限りません。製造部門が自ら物流業務を行うこともあるはずで...

        物流作業は物流部門だけが行うとは限りません。製造部門が自ら物流業務を行うこともあるはずで...


知っておきたい物流関連法令

1. 貨物自動車運送事業法  私たちが仕事をする上で守るべきルールがあります。これは社会のルールであって、どんなことがあっても破ることができません。...

1. 貨物自動車運送事業法  私たちが仕事をする上で守るべきルールがあります。これは社会のルールであって、どんなことがあっても破ることができません。...


工場内物流と荷姿:メーカー物流改善の本質(その4)

  ◆ 効率化が物流の顧客へしわ寄せ  よくメーカーで物流改善と称して「まとめ運搬」を行ったり「まとめ輸送」を行ったりしていますが、これ...

  ◆ 効率化が物流の顧客へしわ寄せ  よくメーカーで物流改善と称して「まとめ運搬」を行ったり「まとめ輸送」を行ったりしていますが、これ...