田口玄一氏年表

更新日

投稿日

品質工学(タグチメソッド)創始者・田口玄一氏の歴史を別件でまとめる機会がありましたので、ここに転記します。

 

1924年1月1日 新潟県に生まれる(実際は前年12月24日らしい)

1941年 家業継承のため桐生高等工業学校紡績別科入学、翌年卒業

1942年 海軍水陸部入職(天文部)

1946年 厚生省衛生局統計課に技官として入職 :数理統計学に触れる

1948年 文部省統計数理研究所に移る :高次ラテン方角(直交表の原型)使用開始

1950年 日本電電公社電気通信研究所に転職 :西堀特別研究室に配属され実験計画法指導を担当

  1951 中部品質管理協会で実験計画法講義開始

  1954 インド統計研究所に客員教授として滞在 :累積法や2段階設計の萌芽研究

  1955 抜き取り検査方法で電電総裁賞受賞

  1960 デミング賞本賞受賞

  1962 米国プリンストン大で交換教授 ベル研で通信システムのSN比研究

     九州大学で学位取得(理学博士)

     10月 電電公社退職

1964年 青山学院大学理工学部教授就任 :統計学、経営工学科を担当

  1966 訪中

  1967 訪台

  1972 「SN比マニュアル」(日本規格協会)出版

  1976 中部品質管理協会を率いて訪欧 :ミシェラン、シーメンス、ロールスロイスなど

  1977 「実験計画法第3版」(丸善)出版

  1980 米国スタンフォード大へサバティカル留学 :ATTの半導体生産で驚異的効果

  1981 ベル研究所、ゼロックス社を訪問

1982年 日本規格協会参与

  1982 米国でタグチメソッドと呼ばれ普及し始める、静特性事例多出

1983年 American Supplier Institute, Inc.のExecutive Directorに就任

  1986 米国国際技術協会ロックウェルメダル受賞

  1987 パターン認識(MTシステム)研究始まる

  1988 Hall of Fame of International Science & Technology(国際技術殿堂入り:生存1号)

  1988-90 品質工学講座1~7 監修出版

  1989 藍綬褒章 (日本) 受賞

1990年 株式会社オーケン副社長就任

     シミュレーションでの誤差因子対応研究

1992年 「品質工学フォーラム」(現在の「品質工学会」)を設立し、会長就任

1994年 株式会社オーケン社長就任

     オートメーション殿堂入り

  1996 ASQC シューハートメダル(米国)受賞

  1997 米国自動車殿堂入り

  1998 米国品質学会 (ASQ) 名誉会員、米国機械学会 (ASME) 名誉会員

...

品質工学(タグチメソッド)創始者・田口玄一氏の歴史を別件でまとめる機会がありましたので、ここに転記します。

 

1924年1月1日 新潟県に生まれる(実際は前年12月24日らしい)

1941年 家業継承のため桐生高等工業学校紡績別科入学、翌年卒業

1942年 海軍水陸部入職(天文部)

1946年 厚生省衛生局統計課に技官として入職 :数理統計学に触れる

1948年 文部省統計数理研究所に移る :高次ラテン方角(直交表の原型)使用開始

1950年 日本電電公社電気通信研究所に転職 :西堀特別研究室に配属され実験計画法指導を担当

  1951 中部品質管理協会で実験計画法講義開始

  1954 インド統計研究所に客員教授として滞在 :累積法や2段階設計の萌芽研究

  1955 抜き取り検査方法で電電総裁賞受賞

  1960 デミング賞本賞受賞

  1962 米国プリンストン大で交換教授 ベル研で通信システムのSN比研究

     九州大学で学位取得(理学博士)

     10月 電電公社退職

1964年 青山学院大学理工学部教授就任 :統計学、経営工学科を担当

  1966 訪中

  1967 訪台

  1972 「SN比マニュアル」(日本規格協会)出版

  1976 中部品質管理協会を率いて訪欧 :ミシェラン、シーメンス、ロールスロイスなど

  1977 「実験計画法第3版」(丸善)出版

  1980 米国スタンフォード大へサバティカル留学 :ATTの半導体生産で驚異的効果

  1981 ベル研究所、ゼロックス社を訪問

1982年 日本規格協会参与

  1982 米国でタグチメソッドと呼ばれ普及し始める、静特性事例多出

1983年 American Supplier Institute, Inc.のExecutive Directorに就任

  1986 米国国際技術協会ロックウェルメダル受賞

  1987 パターン認識(MTシステム)研究始まる

  1988 Hall of Fame of International Science & Technology(国際技術殿堂入り:生存1号)

  1988-90 品質工学講座1~7 監修出版

  1989 藍綬褒章 (日本) 受賞

1990年 株式会社オーケン副社長就任

     シミュレーションでの誤差因子対応研究

1992年 「品質工学フォーラム」(現在の「品質工学会」)を設立し、会長就任

1994年 株式会社オーケン社長就任

     オートメーション殿堂入り

  1996 ASQC シューハートメダル(米国)受賞

  1997 米国自動車殿堂入り

  1998 米国品質学会 (ASQ) 名誉会員、米国機械学会 (ASME) 名誉会員

  1999 品質工学会名誉会長

  2000  20世紀の品質チャンピオン賞(スイス国選定)受賞

         「ロバスト設計のための機能性評価」(日本規格協会)出版

     標準SN比の考え方を公開

2012年 心不全で永眠(享年88才)

◆関連解説『品質工学(タグチメソッド)とは』

  

品質問題の未然防止と品質工学(裏)品質問題の未然防止と品質工学


品質工学を最もやさしく解説するセミナーDVD好評発売中! 
「品質問題の未然防止は難しくない!-品質工学の基本的な考え方-」

https://www.monodukuri.com/dvd_library/dt/6

 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

熊坂 治

ものづくり革新のナレッジを広く共有、活用する場を提供することで、製造業の課題を解決し、生産性を向上します。

ものづくり革新のナレッジを広く共有、活用する場を提供することで、製造業の課題を解決し、生産性を向上します。


「品質工学(タグチメソッド)総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
品質工学の狙いとは(その1)

【目次】 1.品質工学の狙いは高品質と低価格化の両立    工場の出荷品質を向上させただけでは、もはや社会は満足してく...

【目次】 1.品質工学の狙いは高品質と低価格化の両立    工場の出荷品質を向上させただけでは、もはや社会は満足してく...


ほんまもんの技術者とは (その4)

7.やり直しをせずに「成果」を出す技術者であれ  農耕民族である日本人の多くは,勤勉努力で汗を流して仕事をすることが美徳であり,成果が出なくても日頃の努...

7.やり直しをせずに「成果」を出す技術者であれ  農耕民族である日本人の多くは,勤勉努力で汗を流して仕事をすることが美徳であり,成果が出なくても日頃の努...


品質工学の望目特性SN比の公式活用時注意点

 品質工学ではSN比を評価指標とするのが最大の特徴です。このSN比というのは、本来通信工学あたりで使われていたものですが、ノイズに対する信号成分の比という...

 品質工学ではSN比を評価指標とするのが最大の特徴です。このSN比というのは、本来通信工学あたりで使われていたものですが、ノイズに対する信号成分の比という...


「品質工学(タグチメソッド)総合」の活用事例

もっと見る
狩野モデルで説明する品質工学(その1)

【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「品質工学」に関するセミナーはこちら! 品質工学会の技術向上委員会で品質工学とその関連分野の用語を...

【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「品質工学」に関するセミナーはこちら! 品質工学会の技術向上委員会で品質工学とその関連分野の用語を...


難易度の高い開発テーマに品質工学を活用して事業化まで成功するには

◆ 急がば回れ 品質工学のパラメータ設計は失敗したときこそ価値があるというように言われることがありますが,その意味を理解し,さらには納得するのは難し...

◆ 急がば回れ 品質工学のパラメータ設計は失敗したときこそ価値があるというように言われることがありますが,その意味を理解し,さらには納得するのは難し...


基本機能の定義と狙い、品質工学の骨格に位置づけられる概念とは

【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「品質工学」に関するセミナーはこちら! 基本機能は品質工学の骨格に位置づけられる概念といっても過言...

【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「品質工学」に関するセミナーはこちら! 基本機能は品質工学の骨格に位置づけられる概念といっても過言...