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◆プロジェクト管理の仕組み
プロジェクト管理を対象に、基本の仕組みをどのようにして進化・深化させるかについて考えたいと思います。
多くの開発現場に入ると、普段使っている単語、もしくは意味しているものが開発現場によって想像以上に違うことを実感します。たとえば、「レビュー」という基本的な単語ひとつとっても、開発工程ごとに完了確認を行うための公式な会議を意味する開発現場もあれば、技術者同士が議論しながら設計を確認することを意味する開発現場もあります。そうすると、「レビューはきちんとやっています」と話してくれたとしても、開発工程ごとに適切な中間成果物が作成されたことを、組織として客観的に確認していると言うことなのか、技術者が行う設計作業の一貫として他の技術者に自分の設計結果を見てもらうと言うことなのか、その発言が意味する内容は大きく違ってしまいます。
「システム設計」も、開発現場によってその位置づけや作業内容が想像以上に違う言葉のひとつです。そもそも、開発の上流工程が明確になっていないと言うこともあるのですが、開発現場によって対象となる領域が、ハードウェアだけなのかソフトウェアだけなのか、それともハードとソフトを併せた製品あるいはシステム全体なのかも違いますし、仕様や顧客要求を詳細化することを指すのか、仕様や顧客要求を製品やシステムの構造に変換(マッピング)することを指すのかという開発工程上の位置づけも違います。
プロジェクト管理の仕組みは、PMBOK や CMMI など様々な教科書がありますから、考え方や目指す方向性などについては多くの方が理解されていることと思います。表面的な仕組みではなく、本質的な課題に対応したより進化・深化した仕組みにするための考え方を解説します。
プロジェクト管理の仕組みについて、ものづくりドットコム 登録専門家の石橋 良造氏が詳しく解説しています。
【プロジェクト管理の仕組み 全45回からの注目記事】
- 1. 基本の仕組みを進化・深化させるとは
- 2. ソフト開発の手戻りを小さくするには
- 3. 進捗の見える化
- 4. 進捗管理の精度を上げる
- 5. 開発工数メトリクス
- 6. 仕組みの見直しに成功する組織
- 7. システム設計
- 8. サブシステムの開発目標
- 9. トレーサビリティの保証
【執筆者紹介】
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