◆ 技術者育成のパフォーマンスとは
マネジメントの教科書でよく言われているように、ビジョンや戦略なども重要ですが上位ではなく、メンバーの一人ひとりに寄り添い、動機づけし、成長を後押しすることが上位にあると言えるでしょう。優秀な技術者の組織であっても、技術者が持っている能力や実力を発揮するためには、一人ひとりの成長や育成に強く関与することが大切です。どこの開発現場でも、仕事を通じた一人ひとりへの対応が、開発の仕組みになっている必要があるでしょう。
大切なのは、一人ひとりと向き合い、お互いを尊重しながら、お互いの価値観を明確にして、一緒に共通の価値観を見つけることが基本であり、その基本を押さえておけば、きっとよいコミュニケーションができ、その結果、エンゲージメントが高まるはずです。
製品やサービスの開発現場にはいろいろなグループやチームが存在しますが、それぞれで今回の連載記事紹介で解説するようなエンゲージメントの取り組みができるようにすること、それが「人づくり」指向の開発プロセス構築のカギのひとつです。
エンゲージメントには、エンゲージメント・リングという使われ方があるように、婚約という意味があります。組織と個人とがお互いが好き合って婚約するくらいになると、組織で良い仕事をすることができるのだと思います。
技術者育成のパフォーマンスについて、ものづくりドットコム 登録専門家の石橋 良造氏が詳しく解説しています。
【技術者育成のパフォーマンスとは 連載記事紹介】
- ◆ グーグルのプロジェクト・オキシジェンとは
- ◆ 重視すべきは製品ではなく技術者を開発するパフォーマンス
- ◆ Google の採用試験
- ◆ 技術者を育てない、今の開発の仕組み
- ◆ 個人と組織とのエンゲージメント
- ◆ 技術者育成のパフォーマンス