故障モード影響解析:FMEAとは【連載記事紹介】

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◆故障モードについて、設計時に未然防止あるいは発生時の対策を盛り込みたい

FMEA(Failure Mode and Effect Analysis:故障モード影響解析)とは、製品または部品が故障モードを発生した場合の発生率と検出可能性、影響度を故障モード毎に評価します。故障モードを抽出し、その発生頻度はどれくらいか、設計工程で検出可能か、発生が予される故障が、市場でどのような影響(リスク)を与えるのかの3項目について評価し、その程度によって、対策の方法を決定するものです。FMEAは、未知の想定外の故障(潜在している不具合)を洗い出し、リスクを予測することが可能な手法です。またこの評価で重要と判定された故障モードについては、設計時に未然防止あるいは発生時の対策を盛り込むことで重大事故の発生を防ぐ信頼性工学的な手法です。 製品設計時に用いる設計FMEAと、工程設計時に用いるプロセスFMEAに分類され、特に自動車関連工業で積極的に利用されます。

 

◆FMEAで何ができるのか

FMEAは本来「信頼性解析手法」であり、設計FMEAは、部品の破損、摩耗などの原因による製品の故障と故障による影響を解析するためのツールです。プロセスFMEAでは、製造工程で生じる故障モード(実施すべき項目に違反すること;作業ミスや機械故障)によって生じる製品の故障と、故障による影響を解析するためのツールです。FMEAで、何ができるのか、何ができないのか、を整理して、次の連載に分けて、 ものづくりドットコム登録専門家の濱田 金男氏が詳しく紹介している貴重な解説記事です。

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【執筆者紹介】

濱田さん

 

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