2020年5月25日の事例記事で「全く先が見えない状況」への対応策として(最悪のシナリオ)変異した強力なウイルスによる第2波を避ける「戦略」について述べました。
その後、日々状況が変化する中で、6月17日に“ものづくり”の土台である<安心>が得られるようにすべく首都圏中心に感染拡大に見舞われている自治体のトップに以下のような書面を速達・親展で送って働き掛けております。事例としての実感が湧くように本文テキストの後に現物のコピーを添付しておりますので、ご覧下さい。
なお6月19日都内キー局のワイドショー番組で、国内移動の全面解除に伴い安倍首相の談話「検査強化は二次感染を防止する上で有効である・・・、(中略)これまでのやり方では長続きしない・・・」と、政府コロナ対策諮問委員会の緊急提言「検査・医療体制を大幅に増強することで積極的に感染を防止→社会経済を正常化することが重要。第2波に備えて、PCR検査や抗原検査の実施能力を9月末までに1日10万件、11月末までに20万件に増やす」と報道がされました。
ここにきて、やっと動き出した感じですがコロナウィルスは待ってはくれません。何処からでも、とにかく動き出せるところから行動を起こして欲しいと働き掛けています。皆様にも是非とも行動を起こして頂きたく、よろしくお願い致します。
-----------------<○○区長宛書面の本文>-----------------
拝啓
(略)
以下は、○○○知事に送りました書面です。○○区長におかれましては既に行動に移されておられることかと思いますが、何とぞよろしくお願いいたします。
6/3, 6/8に速達「親展」で書面を差し上げました鈴木です。コロナ感染に熱中症が加わって事態は急を要します。
知事におかれましては、アラート解除・規制緩和第3ステップを決断され「ウイズコロナの新しいステージは<自衛>だ」と宣言されました。
6/10都内キー局で放映されたワイドショー番組でソフトバンクが4万人の抗体検査を実施し191人の陽性(内149人(受検者の0.3%)はPCR検査を受けたことがなく今回の検査がなければ感染していたことに気付きもしなかった)ことを重視し、孫社長は「検査と隔離という体制を今のうちに作っておかないと」と忠言しています。
6/15同番組内で56%の人が、自身が感染していることに気付いていない発症前や無症状感染者から感染していると報じられています。隠れコロナ、恐ろしいです。
6/15夕には東京都の感染者が47、48人と2日続けて急増し、内18、20人は「集団検査」によると・・・。しかしこれでは「不安」が消えません。「集団検査」ではなく、“2店舗で「全員検査」を実施して陽性者を隔離した”とすることで、通常の感染者はそれほど増えていないし「全員検査」した2店舗は安全だと、なります。
今必要なのは、“「集団検診」を積極的に”ではなく、“○○区の全店舗を対象に「全員検査」を行い感染者を隔離する”と宣言し実行することです。これで皆さんの「不安」は消えます。
恐ろしいのは、スペイン風邪の第2波のような「変異した強毒性を持ったウィルス」で、このような変異ウィルスに感染した人が2週間も無症状のまま多くの人に接していたら恐怖の第2波になってしまいます。先ず「全員検査」で今のウィルスの拡散を防ぎ、変異ウィルスにも対応できる「検査と隔離という体制を今のうちに作っておく」ことが、<自衛>です。
○○知事におかれましては「安全で安心して社会経済活動を行えるウイズコロナの東京を作る」という明快なビジョンを打ち出し、全員検査大作戦(別紙)を「全員検査で安全・安心づくり」と宣言して、感染拡大の危険性のある病院や夜の街などから始めて果敢に展開して頂けますよう心からお願い申し上げます。決断の時です。
敬具
-----------------<○○区長宛書面の本文の現物コピー>------------------
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別紙「全員検査大作戦」の概要は以下の通りで、詳細はQCによる「新型コロナ危機への対応・・第2波入口戦略」(その3)で述べることします。
(1)「全員検査で<安全・安心>づくり」と宣言し、特定区域から全体へ
(2) 2段階検査で検査能力向上
- 1次検査:精度よく医療従...