欧州バッテリー規則の概況・ポイントと対応策

セミナー趣旨

  2023年8月17日にバッテリー製品のライフサイクル全体(原材料調達～設計・生産～再利用・リサイクル)を広く規定する「欧州バッテリー規則」が発効となりました。グローバルで自動車のEVシフトが促進される中、同規則はバッテリーのカーボンフットプリントやデジタルプロダクトパスポート、サプライチェーン・デューデリジェンスにまで踏み込んだ内容を広く含有しており、国内のEV/バッテリーに関連するすべてのステークホルダーに対して強い影響力を与えると見られています。
  本講座では欧州バッテリー規則自体の内容・要諦をご紹介すると共に、同規則が制定された背景(欧州の産業・環境戦略や、過去の環境規制の流れ)から最新の国内・国外の動向までを包括的に情報提供し、今後同規制への対応が必要とされる方々のキャッチアップ・ネクストアクション整理をサポート致します。

習得できる知識

・欧州バッテリー規則の主要条項/要諦の理解
・関連する法規則の紹介
・同規則に関連する最新の国内/国外動向
・同規則への対応方針提言

セミナープログラム

はじめに: 講師/会社紹介・本日のアジェンダ説明 等
1. 欧州バッテリー規則の背景理解
　1.1. EV普及のトレンド
　1.2. 欧州におけるEV普及戦略(推進策と規制)
　1.3. 欧州バッテリー規則の位置づけと意味合い
2. 欧州バッテリー規則の全体像
　2.1. 欧州バッテリー規則の目的と概要・特徴
　2.2. 欧州バッテリー規則の主要な規制項目
　2.3. 関連する法規制
3. 規制項目(1) 性能・耐久性
4. 規制項目(2) カーボンフットプリント
　4.1. カーボンフットプリントに関する要求事項
　4.2. カーボン排出量可視化のトレンド・要諦
　4.3. 車載用バッテリーのライフサイクル
　4.4. カーボンフットプリント算出方法(現行案)
5. 規制項目(3) 製品情報登録(バッテリーパスポート)
　5.1. 製品情報登録に関する要求事項
　5.2. バッテリー表示・マーキング・情報連携に関する要求詳細
　5.3. バッテリーパスポートとデジタル情報インフラを巡る動き
6. 規制項目(4) 回収・リサイクル
　6.1. 回収・リサイクルに関する要求詳細
　6.2. バッテリー回収・リサイクルの現状と今後の動き
7. 規制項目(5) サプライチェーン・デューデリジェンス
8. 欧州バッテリー規則に関する直近の動向
　8.1. 欧州の法規制対応の動き
　8.2. 欧州自動車メーカーの動き
　8.3. 国内の法規制対応の動き
　　8.3.1. 各種試行事業
　　8.3.2. 欧州バッテリー規則対応データ連携基盤
9. 欧州バッテリー規則への対応方針提言
10. 本日のまとめ
＜質疑応答＞

 ※口頭で質問したい方へは、その際にマイク使用を許可します。
※「Q＆A」への投稿も、遠慮なくお願いします。

セミナー講師

 (株)ライズ・コンサルティング・グループ コンサルティング本部 パートナー     勝田 昇平 氏

■ご略歴
大手電機メーカー、国内コンサルティングファーム、アーサー・D・リトルを経て、ライズ・コンサルティング・グループに参画。
自動車/エレクトロニクス業界を中心に、技術戦略、新規事業戦略、中期経営計画、開発プロセス改革等の戦略コンサルティング経験を
多数有する。近年はEV/バッテリーに関連した先進的な案件を多数リード。

セミナー受講料

【オンラインセミナー（見逃し視聴なし）】：1名31,900円(税込（消費税10％）、資料付)
＊1社2名以上同時申込の場合、1名につき20,900円

【オンラインセミナー（見逃し視聴あり）】：1名37,400円(税込（消費税10％）、資料付)
＊1社2名以上同時申込の場合、1名につき26,400円

＊学校法人割引；学生、教員のご参加は受講料50％割引。

受講について

• 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
  （開催1週前～前日までには送付致します）
  ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
  （土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。）
• 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
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