◆ 多能工化も定期的に点検しよう
1.品質を考える:しばらくその作業をしていなかったら再訓練を
一人のオペレータがフレキシブルに対応でき、多くのスキルを持ちながら多く工程で作業ができるようになることを、多能工化といいます。多能工化ができるようになれば、生産変動に対応して、簡単に自工程から他の工程への応援や対応ができるようになります。自工程だけでなく、定期的に他の工程で作業をすることで、自工程との比較や作業の違いに気づきやすくなります。2時間ごとのローテーションをしている職場もあり、作業が単調にならないようにしたり、疲れないようにする配慮がされています。
また同じような作業でも、他の工程では作業しやすかったり、逆にやりにくさが分かったり、実際に工程に入って作業をしてみると改善のヒントが出やすくなります。ただし、やらされている作業になりますと、何も考えなくなり何も気づきが出てきませんので、ローテーションをする時にはなぜやらなければならないのかという動機付けが大切になります。
その工程しかできない単能工であれば、その工程のノウハウしか持ち合わせることができません。そのために問題も感じなくなり、アイデアも出なくなって改善をしなくなるものです。綺麗な水でも留まっていると、いつの間にか腐ってしまうことと同じであり、いつも刺激を与えて置くことが大切です。いくら多能工化したといっても何年も前にやった作業は、スキルや作業のリズムなどもすぐには元に戻ることはありません。
やはり作業する前に始業点検ならぬ、本当でその作業が手順書通りにできるかの作業確認をすべきです。以前にやったことがあるといっても、その作業が当時と同じようにできることはあり得ません。そのためいきなり生産に入るのは、後工程やお客様にも迷惑を掛けることになります。プロとしてお金をもらうことなので、きちんとその作業ができることを再確認して臨むべきです。
多能工...