公平を求めてはいけない中国企業との合弁 中国企業の壁(その26)

投稿日

 
  生産マネジメント
 
 今回は、中国企業との合弁についてです。「中国企業との合弁では、公平な利益配分は求めてはいけない」ということです。
 
 中国で事業展開するとき、法規制の問題や自社の力だけでは難しいなどの場合、中国企業との合弁を選択することがあります。
 
 日本的に考えると合弁では、負担するものも得られた利益も公平に分け合うと思いがちです。しかし、「それは違う」のです。実際に合弁で企業活動を始めてみると、どう考えても日本企業の方が負担するものが多くなります。設備、技術、人材等々。
 
 これを受けて日本企業側の言い分は、こうなってしまうのです。
 
 「俺たちがこれだけやっているのだから、お前たちもちゃんとやれよ、仕事しろよ。」
 
 日本企業は合弁の場合、自分たちが流したのと同じだけの汗を相手側にも求めますが、中国企業との合弁ではそ...
 
  生産マネジメント
 
 今回は、中国企業との合弁についてです。「中国企業との合弁では、公平な利益配分は求めてはいけない」ということです。
 
 中国で事業展開するとき、法規制の問題や自社の力だけでは難しいなどの場合、中国企業との合弁を選択することがあります。
 
 日本的に考えると合弁では、負担するものも得られた利益も公平に分け合うと思いがちです。しかし、「それは違う」のです。実際に合弁で企業活動を始めてみると、どう考えても日本企業の方が負担するものが多くなります。設備、技術、人材等々。
 
 これを受けて日本企業側の言い分は、こうなってしまうのです。
 
 「俺たちがこれだけやっているのだから、お前たちもちゃんとやれよ、仕事しろよ。」
 
 日本企業は合弁の場合、自分たちが流したのと同じだけの汗を相手側にも求めますが、中国企業との合弁ではそれではうまくいかないのです。そこに拘ってはいけないのです。そうではなくて、自分たち(自社)の利益をどれだけ創り出せるか。ここに焦点を当てて考えるべきなのです
 
 中国企業の壁、次回に続きます。

   続きを読むには・・・


この記事の著者

根本 隆吉

中国工場の改善・指導に強みを持っている専門家です。 社名の「KPI」は「Key Process Improvement」のことで、工場の最も重要な工程の改善・再構築を第一の使命と考え皆様を支援します。

中国工場の改善・指導に強みを持っている専門家です。 社名の「KPI」は「Key Process Improvement」のことで、工場の最も重要な工程の改...


「生産マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
循環棚卸(サイクルカウント)による現品管理精度向上の方法

 台帳と実在庫とを照合するのが棚卸です。年に一度は必ずおこないますが、この棚卸作業に、どれほど時間をかけているでしょうか。台帳と実在庫の差異は何パーセント...

 台帳と実在庫とを照合するのが棚卸です。年に一度は必ずおこないますが、この棚卸作業に、どれほど時間をかけているでしょうか。台帳と実在庫の差異は何パーセント...


シンプルなモノづくり 儲かるメーカー改善の急所101項(その77)

  6、強いモノづくり ◆ 元をたどれば、注文情報はただ一つ  工場内には日々、たくさんの情報が流れています。生産計画や仕事の割り振り...

  6、強いモノづくり ◆ 元をたどれば、注文情報はただ一つ  工場内には日々、たくさんの情報が流れています。生産計画や仕事の割り振り...


賢い在庫の持ち方 儲かるメーカー改善の急所101項(その73)

  6、強いモノづくり ◆ お寿司屋さんに学ぶ改善のヒント  お寿司(すし)屋さんでは、板前さんが注文通りに握り寿司やお造りを出してく...

  6、強いモノづくり ◆ お寿司屋さんに学ぶ改善のヒント  お寿司(すし)屋さんでは、板前さんが注文通りに握り寿司やお造りを出してく...


「生産マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
機械加工現場のイージーミスを減らす方法について

   今回は、マシニング加工やワイヤーカット放電加工などにおけるイージーミスを減らす(無くす)方法について、事例から解説します。 1. 「関...

   今回は、マシニング加工やワイヤーカット放電加工などにおけるイージーミスを減らす(無くす)方法について、事例から解説します。 1. 「関...


金型メーカーにおける「多能工化」の真の目的とは

   今回は、私が金型メーカーでよくお話しをさせていただく「多能工化」の本当の目的についてまとめてみたいと思います。まず前提として、金型メーカ...

   今回は、私が金型メーカーでよくお話しをさせていただく「多能工化」の本当の目的についてまとめてみたいと思います。まず前提として、金型メーカ...


プレス金型設計におけるサーフェースモデリング教育 伸びる金型メーカーの秘訣 (その41)

 今回紹介する金型メーカーは、U精機株式会社です。筆者は毎年、同社で採用される新卒社員の技術教育を担当させていただいており、今回は同社の若手社員2名に...

 今回紹介する金型メーカーは、U精機株式会社です。筆者は毎年、同社で採用される新卒社員の技術教育を担当させていただいており、今回は同社の若手社員2名に...