常に書けるようにする 内容が明確に伝わる技術文書の書き方(その42)

投稿日

技術文書

 

1.内容が明確に伝わる技術文書を書くための4項目

内容が明確に伝わる技術文書の書き方(その1)」で次のことを書きました。

 

【この連載の前回:内容が明確に伝わる技術文書の書き方(その41)へのリンク】 

1.日々のオンザジョブトレーニングとは

 

以下の4項目を「理解・習得・実践」することで、内容が明確に伝わる技術文書を書くことができます。

①重要なことを理解する

「“技術文書を書くこと”について考える( その1 から 4 )」で解説しました。

 

②書き方の技術を習得する

「内容が明確に伝わる技術文書の書き方( その2 から 29 )」で解説しました。

 

③必要なことを理解する

「内容が明確に伝わる技術文書の書き方( その30 から 35 )」で解説しました。

 

④日々のオンザジョブトレーニングを実践する

「内容が明確に伝わる技術文書の書き方( その36 から 41 )」で解説しました。

 

この4項目をセットで学ぶことが、「内容が明確に伝わる技術文書の書き方」を学ぶ上での特徴です。

 

2.“常に”書けるようにする

セットの4項目とは、既述したように以下の内容です。

  • ①重要なことを理解する
  • ②書き方の技術を習得する
  • ③必要なことを理解する
  • ④日々のオンザジョブトレーニングを実践する

これら4項目は以下のような内容です。

  • 「重要なことを理解する」とは、内容が明確に伝わる技術文書を書くとき“常に”認識すべきことです。
  • 「書き方の技術を習得する」とは、内容が明確に伝わる技術文書を具体的に書くとき“常に”必要なことです。
  • 「必要なことを理解する」とは、内容が明確に伝わる技術文書を書くため書き手の頭の中を“常に”整えることです。
  • 「日々のオンザジョブトレーニングを実践する」とは、内容が明確に伝わる技術文書を“常に”書くために継続して実践すべきことです。

 

これらの内容を認識するうえで重要なキーワードは“常に”です。仕事上で書くあらゆる技術文書に対して、内容が明確に伝わる技術文書が書けるようにするため“常に”というキーワードが必要です。例えば、「業務や研究の報告書は内容が明確に伝わるように書けるが、メールでは書けない」ということがないようにするためです。

 

これらの4項目での“常に”を意識することで、「仕事上で書くあらゆる技術文書に対して“常に”内容が明確に伝わるように書こう」という意識になります。

 

これらの4項目はセットです。どれか一つでも欠けると内容が明確に伝わる技術文書を“常に”書くことはできません。セットで学ぶことが、内容が明確に伝わる技術文書を“常に”書くためのポイントです。

次回に続きます。

 

【参考文献】

  • 森谷仁著、「マンガでわかる技術文書の書き方」、オーム社、令和4年3月25日
  • ...

技術文書

 

1.内容が明確に伝わる技術文書を書くための4項目

内容が明確に伝わる技術文書の書き方(その1)」で次のことを書きました。

 

【この連載の前回:内容が明確に伝わる技術文書の書き方(その41)へのリンク】 

1.日々のオンザジョブトレーニングとは

 

以下の4項目を「理解・習得・実践」することで、内容が明確に伝わる技術文書を書くことができます。

①重要なことを理解する

「“技術文書を書くこと”について考える( その1 から 4 )」で解説しました。

 

②書き方の技術を習得する

「内容が明確に伝わる技術文書の書き方( その2 から 29 )」で解説しました。

 

③必要なことを理解する

「内容が明確に伝わる技術文書の書き方( その30 から 35 )」で解説しました。

 

④日々のオンザジョブトレーニングを実践する

「内容が明確に伝わる技術文書の書き方( その36 から 41 )」で解説しました。

 

この4項目をセットで学ぶことが、「内容が明確に伝わる技術文書の書き方」を学ぶ上での特徴です。

 

2.“常に”書けるようにする

セットの4項目とは、既述したように以下の内容です。

  • ①重要なことを理解する
  • ②書き方の技術を習得する
  • ③必要なことを理解する
  • ④日々のオンザジョブトレーニングを実践する

これら4項目は以下のような内容です。

  • 「重要なことを理解する」とは、内容が明確に伝わる技術文書を書くとき“常に”認識すべきことです。
  • 「書き方の技術を習得する」とは、内容が明確に伝わる技術文書を具体的に書くとき“常に”必要なことです。
  • 「必要なことを理解する」とは、内容が明確に伝わる技術文書を書くため書き手の頭の中を“常に”整えることです。
  • 「日々のオンザジョブトレーニングを実践する」とは、内容が明確に伝わる技術文書を“常に”書くために継続して実践すべきことです。

 

これらの内容を認識するうえで重要なキーワードは“常に”です。仕事上で書くあらゆる技術文書に対して、内容が明確に伝わる技術文書が書けるようにするため“常に”というキーワードが必要です。例えば、「業務や研究の報告書は内容が明確に伝わるように書けるが、メールでは書けない」ということがないようにするためです。

 

これらの4項目での“常に”を意識することで、「仕事上で書くあらゆる技術文書に対して“常に”内容が明確に伝わるように書こう」という意識になります。

 

これらの4項目はセットです。どれか一つでも欠けると内容が明確に伝わる技術文書を“常に”書くことはできません。セットで学ぶことが、内容が明確に伝わる技術文書を“常に”書くためのポイントです。

次回に続きます。

 

【参考文献】

  • 森谷仁著、「マンガでわかる技術文書の書き方」、オーム社、令和4年3月25日
◆【特集】 連載記事紹介:連載記事のタイトルをまとめて紹介、各タイトルから詳細解説に直リンク!!

 

 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

森谷 仁

「君の書く文書は、わかりにくい」と言われる技術者から、「君の書く文書は、わかりやすい」と言われる技術者へのステップアップ!

「君の書く文書は、わかりにくい」と言われる技術者から、「君の書く文書は、わかりやすい」と言われる技術者へのステップアップ!


「人財教育・育成」の他のキーワード解説記事

もっと見る
ルールの周知徹底ができないのはなぜか、周知徹底に必要なこと

  「安全衛生や品質保全などのルールを制定したが、なかなか全員がそれを守ってくれない。」ルールの周知徹底 ができない・・・・。そのほとんど...

  「安全衛生や品質保全などのルールを制定したが、なかなか全員がそれを守ってくれない。」ルールの周知徹底 ができない・・・・。そのほとんど...


若手・中堅社員の実践的教育とは

 若手・中堅社員の実践的教育は、中小製造業の共通の課題です。限られた人材で、多品種少量受注生産を強いられる工場では、品質・納期をどのように確保するのかが最...

 若手・中堅社員の実践的教育は、中小製造業の共通の課題です。限られた人材で、多品種少量受注生産を強いられる工場では、品質・納期をどのように確保するのかが最...


内容が明確に伝わる技術文書の書き方(その10)

  今回は、「6つのルールと18の書き方」に関し、「6つのルール」および「18の書き方」の概要について解説します。「6つのルールと18の書...

  今回は、「6つのルールと18の書き方」に関し、「6つのルール」および「18の書き方」の概要について解説します。「6つのルールと18の書...


「人財教育・育成」の活用事例

もっと見る
【SDGs取組み事例】知識ゼロから出発。計400トンのCO<sub>2</sub>削減に成功 来ハトメ工業株式会社

2010(平成22)年にエコアクション21認証を取得し、ゼロの状態から脱炭素化に向けた取り組みを始めた来ハトメ工業株式会社(埼玉県八潮市)。電力使用量...

2010(平成22)年にエコアクション21認証を取得し、ゼロの状態から脱炭素化に向けた取り組みを始めた来ハトメ工業株式会社(埼玉県八潮市)。電力使用量...


自部門の数値把握:物流管理者の育て方(その2)

  ◆ 自部門の数値把握 現場に入りがちな管理者はそれが管理者として当たり前の仕事、かつ褒められてしかるべき行為だと考えている節があります。もし管...

  ◆ 自部門の数値把握 現場に入りがちな管理者はそれが管理者として当たり前の仕事、かつ褒められてしかるべき行為だと考えている節があります。もし管...


  物流作業者変更時の留意点とは:物流4M管理の重要性(その2)

  ◆ 物流作業者変更時の留意点  人に関しては毎年個人単位にどのような分野を教えていくのかを明確にしていきましょう。そして習熟計画を作...

  ◆ 物流作業者変更時の留意点  人に関しては毎年個人単位にどのような分野を教えていくのかを明確にしていきましょう。そして習熟計画を作...