第3部 ジャスト・イン・タイム生産:改革サイクル編
ジャスト・イン・タイムを導入するにはどうすればいいのでしょうか?どのように始め、活動を進めていけばいいのか、実例やワークシートの作成方法などを紹介しながら、具体的に説明します。
【この連載の前回:改革サイクル編 流れ生産:ジャスト・イン・タイム生産(その88)へのリンク】
第2章 改革サイクルは、このように実践する
1. レイアウトでイメージし、計画に落とし込んでいく
イメージづくりは森(職場や工場全体)、林(部署や部門)、木(工程)の順に行なう
(4)「木」-工程単位の具体的な計画をつくる
「林」によってオモテ化した課題と対策をもとに「木」の段階では、工程単位に落とし込み、改革・改善の着眼点を見出します。このケースでは、Aライン、BCラインでそれぞれの改革項目を決め、担当者と期限を設定します。改革項目ごとの具体的な目標に落とし込んでいくのです。
◆ ジャスト・イン・タイム生産 連載のおわりに
日本という国を下支えしているのは、中小企業です。この土台をしっかりしたものにしなければ、 日本は崩れてしまいます。大手企業が経済を牽引し、日本を発展の道へ導いているのは確かですが、それだけでなく、さまざまな社会の要請に柔軟に対応できる中小企業の存在があるからこそ、社会を揺るがす激震にも耐えうる日本経済があるのではないでしょうか。
その企業の柔軟な土台をつくるもののひとつに「ジャスト ・イン・タイム」(JIT)があります。
JITの根幹は「徹底したムダ取りの思想と技術」です。思想だけでも、技術だけでも成り立ちません。わが社の「ムダ」をしっかりと認識し、現実に即した技術で「ムダ取り」をすることで、社会の変化に柔軟に対応できる企業体質をつくらなければなりません。企業体質をつくりあげるのは、社員一人ひとりの「心」です。彼らはそれ...