ネルンストの式 金属材料基礎講座(その58)

更新日

投稿日

 

◆ネルンストの式とは

ネルンストの式とは電気化学において電池の電極電位を示した式です。

熱力学において化学反応が進行するためにはギブスの自由エネルギー⊿Gが負の時です。⊿Gと標準電位E0には(1)式の関係が成りたちます...

 

◆ネルンストの式とは

ネルンストの式とは電気化学において電池の電極電位を示した式です。

熱力学において化学反応が進行するためにはギブスの自由エネルギー⊿Gが負の時です。⊿Gと標準電位E0には(1)式の関係が成りたちます。

 

一方、ギブスの自由エネルギーと平衡定数の間には(2)式が成りたちます。

 

(1)、(2)式から標準電位から平衡定数が導くことができます。また、酸化還元反応における電極電位は標準電位と濃度の和として(4)式のように表すことができます。

 

さらに常用対数の形にして気体定数、絶対温度、ファラデー定数を入力すると(5)式を得ることができます。

 

ネルンストの式としては(4)、(5)式が広く用いられます。

 次回に続きます。

◆【関連解説:金属・無機材料技術】

   続きを読むには・・・


この記事の著者

福﨑 昌宏

金属組織の分析屋 金属材料の疲労破壊や腐食など不具合を解決します。

金属組織の分析屋 金属材料の疲労破壊や腐食など不具合を解決します。


「金属・無機材料技術」の他のキーワード解説記事

もっと見る
溶接断面組織とは 金属材料基礎講座(その32)

   溶融溶接を行うと下図のように、材料は溶解・凝固過程を経た溶接部、その周辺の溶接による熱で組織や機械的性質に変化を生じた熱影響部(HAZ:...

   溶融溶接を行うと下図のように、材料は溶解・凝固過程を経た溶接部、その周辺の溶接による熱で組織や機械的性質に変化を生じた熱影響部(HAZ:...


鋳造材と展伸材 金属材料基礎講座(その27)

 金属製品を扱う時に、材料を製造工程の違いから鋳造材と展伸材(圧延材など)に分ける時があります。鋳造材は溶けた金属を鋳型に流して成型するので、複雑な形...

 金属製品を扱う時に、材料を製造工程の違いから鋳造材と展伸材(圧延材など)に分ける時があります。鋳造材は溶けた金属を鋳型に流して成型するので、複雑な形...


CCT曲線とは:金属材料基礎講座(その97)

  ◆ CCT曲線 TTT曲線はA1変態点以下の温度にて保持する状態を表します。 しかし、実際の熱処理では温度を保持することよりも連続的に...

  ◆ CCT曲線 TTT曲線はA1変態点以下の温度にて保持する状態を表します。 しかし、実際の熱処理では温度を保持することよりも連続的に...


「金属・無機材料技術」の活用事例

もっと見る
金代替めっき接点の開発事例 (コネクター用貴金属めっき)

 私は約20年前に自動車用コネクターメーカーで、接点材料の研究開発を担当していました。当時の接点は錫めっきが主流でした。一方、ECU(エンジンコントロール...

 私は約20年前に自動車用コネクターメーカーで、接点材料の研究開発を担当していました。当時の接点は錫めっきが主流でした。一方、ECU(エンジンコントロール...


ゾルゲル法による反射防止コートの開発と生産

 15年前に勤務していた自動車用部品の製造会社で、ゾルゲル法による反射防止コートを樹脂基板上に製造する業務の設計責任者をしていました。ゾルゲル法というのは...

 15年前に勤務していた自動車用部品の製造会社で、ゾルゲル法による反射防止コートを樹脂基板上に製造する業務の設計責任者をしていました。ゾルゲル法というのは...