倉庫を高度に使う発想 儲かるメーカー改善の急所101項(その72)

更新日

投稿日

生産マネジメント

 

6、強いモノづくり

◆ 発想を変えて倉庫を革新

 強いモノづくりができるように改善を進めていくと、倉庫の活用レベルを高めることが大切だと分かってきます。

 なぜなら倉庫は、単なるモノの保管場所などではなく、原料や部品を加工して製品として出荷する流れを支える拠点であるからです。ですから、倉庫が荷物で埋まっていて出し入れが混乱していたり、求めるモノがどこにあるか分からないようでは、強いモノづくりなどは到底達成できないのです。

 倉庫活用のレベルを上げるためには、置き場所を決めて担当者がそれをきちんと守って整頓を維持するという、人間が見てすぐ分かるアナログの仕組みが基本ですが、さらにそれをバックアップできるデジタルの仕組みがあれば万全になります。「どこに何がどれだけあるか」をデータ化することです。

 

 現実をみると、以前と比べて品種が増え、既に倉庫が満杯で身動きが取れない状況にある工場も多くあるようです。しかし、倉庫の中をよく見まわすとモノが置かれていない空間があるのです。情報がタイムリーに伝わらないため、空間が活用できずにいたり、一つの入れ物に一品種が保管されているといった管理が原因であるようです。

 そこでバーコードなどでコンピューター管理を行い、空いている場所にモノを置いても管理ができて、空間の活用度を何倍にも引き上げる仕組みを実行してみてはいかがでしょうか。

 先端の流通業や自動倉庫はすでにそのようなことを実行していますが、投資額のすごさに目が向いてしまうと、実行は無理だと思えてしまいます。しかし視点はそこではなく、アナログとデジタルの両方を活用するという発想です。今はバーコードを読む仕組みなどは極めて安価で使えるようになりました。発想を変えることで、倉庫を革新してモノづくりを強くしていきましょう!

今回の言葉   

...

生産マネジメント

 

6、強いモノづくり

◆ 発想を変えて倉庫を革新

 強いモノづくりができるように改善を進めていくと、倉庫の活用レベルを高めることが大切だと分かってきます。

 なぜなら倉庫は、単なるモノの保管場所などではなく、原料や部品を加工して製品として出荷する流れを支える拠点であるからです。ですから、倉庫が荷物で埋まっていて出し入れが混乱していたり、求めるモノがどこにあるか分からないようでは、強いモノづくりなどは到底達成できないのです。

 倉庫活用のレベルを上げるためには、置き場所を決めて担当者がそれをきちんと守って整頓を維持するという、人間が見てすぐ分かるアナログの仕組みが基本ですが、さらにそれをバックアップできるデジタルの仕組みがあれば万全になります。「どこに何がどれだけあるか」をデータ化することです。

 

 現実をみると、以前と比べて品種が増え、既に倉庫が満杯で身動きが取れない状況にある工場も多くあるようです。しかし、倉庫の中をよく見まわすとモノが置かれていない空間があるのです。情報がタイムリーに伝わらないため、空間が活用できずにいたり、一つの入れ物に一品種が保管されているといった管理が原因であるようです。

 そこでバーコードなどでコンピューター管理を行い、空いている場所にモノを置いても管理ができて、空間の活用度を何倍にも引き上げる仕組みを実行してみてはいかがでしょうか。

 先端の流通業や自動倉庫はすでにそのようなことを実行していますが、投資額のすごさに目が向いてしまうと、実行は無理だと思えてしまいます。しかし視点はそこではなく、アナログとデジタルの両方を活用するという発想です。今はバーコードを読む仕組みなどは極めて安価で使えるようになりました。発想を変えることで、倉庫を革新してモノづくりを強くしていきましょう!

今回の言葉   

*********************************
 モノの管理に、人の目とコンピュータの目の、相乗効果を取り入れよ。
*********************************

「儲かるメーカー改善の急所<101項> 」

 日本経営合理化協会出版局 柿内 幸夫 

 

 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

柿内 幸夫

現場で全員で『知のすり合わせ』を実行して経営改革

現場で全員で『知のすり合わせ』を実行して経営改革


「生産マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
中国工場の実状を知る、部品・材料について 中国工場の品質改善(その23)

【第2章 中国工場の実状を知る】 【部品・材料】  前回のその22に続いて解説します。  3Mの三つ目は、部品・材料です。中国工場の部品・材料に...

【第2章 中国工場の実状を知る】 【部品・材料】  前回のその22に続いて解説します。  3Mの三つ目は、部品・材料です。中国工場の部品・材料に...


中国工場の実状を知る、部品・材料について 中国工場の品質改善(その26)

【第2章 中国工場の実状を知る】 【日本工場と中国工場の違い】  前回のその25に続いて解説します。  ここでは、3M(人、設備、材料)それぞれ...

【第2章 中国工場の実状を知る】 【日本工場と中国工場の違い】  前回のその25に続いて解説します。  ここでは、3M(人、設備、材料)それぞれ...


循環棚卸(サイクルカウント)による現品管理精度向上の方法

 台帳と実在庫とを照合するのが棚卸です。年に一度は必ずおこないますが、この棚卸作業に、どれほど時間をかけているでしょうか。台帳と実在庫の差異は何パーセント...

 台帳と実在庫とを照合するのが棚卸です。年に一度は必ずおこないますが、この棚卸作業に、どれほど時間をかけているでしょうか。台帳と実在庫の差異は何パーセント...


「生産マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
中国語通訳の使い方には細心の注意が必要 中国企業の壁(その18)

        前回は、中国工場での指示が伝言ゲームになっている事例を紹介しました。これに関連して、今回は、中国語通訳の使い方の事例です。   ...

        前回は、中国工場での指示が伝言ゲームになっている事例を紹介しました。これに関連して、今回は、中国語通訳の使い方の事例です。   ...


ものづくり補助金 伸びる金型メーカーの秘訣 (その26)

 今回、紹介する加工メーカーは、NC旋盤加工を主力事業にしている株式会社 O鉄工所です。同社は、鍛造や板成形加工されたプレス品の2次加工を主に行っており、...

 今回、紹介する加工メーカーは、NC旋盤加工を主力事業にしている株式会社 O鉄工所です。同社は、鍛造や板成形加工されたプレス品の2次加工を主に行っており、...


完全3次元設計 伸びる金型メーカーの秘訣 (その11)

   今回、紹介する金型メーカーは、株式会社Hの工場、金型課です。同課のスタッフは12名。扱う主要製品は、自動車部品が中心であり、製作している...

   今回、紹介する金型メーカーは、株式会社Hの工場、金型課です。同課のスタッフは12名。扱う主要製品は、自動車部品が中心であり、製作している...