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妄想はネガティブに捉えられがちですが、私は妄想はイノベーション創出において、極めて重要な役割を果たすものであると考えています。引き続き、妄想のすすめについて解説します。妄想をするには、それなりにエネルギーが必要になります。そのようなエネルギーを生み出すためには、それなりの心構えや工夫が必要になります。今回も引き続き、妄想を積極的に促す方法について考えてみます。
23. 妄想を積極的に促す方法(その23):妄想を「形」にして残す
妄想のプロセスのもったいない点に、妄想は頭の中だけの活動ですので、せっかくの妄想の結果や形跡が消えてしまう可能性が大きいことです。妄想の結果や形跡が何らかの形で残れば、このメルマガの中で何度か取り上げた隣接可能性を利用して、そこからまた妄想が広がりますし、過去のすでに妄想済のことを何度も繰り返えすことを避けられる(妄想は効率を求めての活動ではありませんので、そのようなことはある程度はあって良いのですが。)という利点があります。それでは妄想を形にする活動に、どのようなものがあるのでしょうか。