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前回のクリーン化について(その168)クリーン化の基礎(その30)クリーン化4原則の続きです。
1. 局所排気設備の活用
薬品を扱う工程では、薬品の雰囲気が室内に漂うことを防ぐためにドラフトを使います。また、オイルミストが発生するところでは、発生源である設備(ロータリーポンプなど)にカバーをし、その雰囲気は排気管を通し排出しています。局所排気設備としては、このようなイメージを持っている方が多いでしょう。これらの対策がなければ、作業者に有害な薬品のミスト、製品品質に影響しそうなオイルミストが、室内に浮遊することになる。局所排気設備は陰圧(負圧)になるよう措置がされている。
具体的にはドラフトは背部から排気を取り、薬品の雰囲気を排出しているので、それによってドラフト内も陰圧になる。また、薬品の雰囲気が手前に出ることも防ぐために、前面の扉は開けっ放しにしないことです。扉を開放したままにすると、排気の引きよりも流入する大気の量が多いので、背面への引きの効果がなくなる。従って前面の扉は解放範囲(高さ)が決められ、印がつけてあると思う。
背面に排気されていることが確認できるよう、ドラフト内部の排気部分の中に色つきのテープを取り付けるとか、風速が確認できるようメータが取り付...